40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

第30回シクロクロス全日本選手権:女子エリート

どもです。

いよいよ今日は栃木県宇都宮市ろまんちっく村で、第30回シクロクロス全日本選手権大会の2日目。午前に男女ジュニアの年代別レース、午後は私が出場する女子エリート、そして男子U23、男子エリートが開催というスケジュールです。

宇都宮セレクトインからおはようございます!ココは朝ご飯付きで、種類も豊富なブッフェなので、しっかりと食べられるのだ。

昨日は朝カレーにしたけど、今日はレース当日で胃を重くしてしまうよ良くないので和食で。しかし、レーススタート時間が昼過ぎなので納豆ご飯でオカズもイロイロしっかり目にいただく。味噌汁のワカメは消化に良くないんで入れないようにしておく。

朝8時にホテルを出発。近いのでスグにレース会場へ到着。今日も肌寒いが快晴で助かる。気温は朝は氷点下になったようだが、日中は10度ぐらいまで上がる予報。こんな天候だと、この会場の芝地は霜や夜露で泥っぽくなるので用心。

今日も朝からブース出展やキッチンカーなどの屋台村は大盛況。EXLUBさんもサイクロンさんやパワーアップジャパンさんとのコラボで賑やか。

今日はBOMAさんもライスピュレとのコラボ。朝から皆様も頑張っておりますので、私もレースの支度をしていきます。

朝一番レースの男女U15とU17、スタートは見られませんでしたが、ギリギリでゴールは見届けられて、アスリチューンの三上将醐選手U17チャンピオン獲得の瞬間には居合わせられました!

なんだか小さい頃から自転車が大好きで、レースをすごく頑張っているのを知っているので、ちゃんとコメントとかしていて感無量ですわあ。おめでとうございます!!

女子U17は日吉姉妹の彩華選手がチャンピオンに!2位には小林碧選手、3位には皆木カノン選手が!しばらく見かけないうちに、凄く大人っぽくなって美人になっちゃった!皆、綺麗になっていくなあ。良いことです!

男子U15は東北シクロクロスではお馴染み、飯島大也選手が初のタイトル獲得!ブラウの水沼選手も出場していました。

U15なので、ちょうど中学生ぐらいにあたります。この世代からも将来の活躍が期待できます!!

女子U15の優勝は、八代さんのチーム846所属の齋藤 結陽選手!相変わらず八代さんのチームも良い選手を輩出してます。八代さんのジュニア・オフロード選手の育成システムは長年のノウハウもあり素晴らしい限りです。

youtu.be

貴重なジュニアクラス面々の表彰式動画をば!

そんな中、来年で56才になるババアな牛は、レースに向けて支度を進めていきます。昼1時のスタートなので、アスリチューン金のエナジーブーストを入れておく。カフェイン入りなので、エネルギーだけでなく集中力も高まるというモノ。ロードレースの後半に摂取も良いですし、シクロクロスのような短期決戦レースには特にお薦め。更にレーススタート30分前には、いつものアスリチューンの赤・エナゲインも摂取。これで胃にもたれずバッチリ事前の補給完了。

Photo:firtree_momiko

レース前に12時過ぎからのコース試走があったので、アップを時間かけて30分ほどやってから、1人でコースを2周回ほど試走して最終チェック。その間にスドーマンと奥田メカにはマシンなどピット準備をお願いしておく。本来は今年1月の全日本選手権で奥田君をメカニックに要請していたのだが、私の骨折で不参加に。1年越しで再度、奥田メカニックにお願いして来てもらえた。

私が2000年のシクロクロス全日本選手権で女子チャンピオンになった際に、シーズン通してメカニックをお願いしていた奥田君。あれから24年経って婆さんになった私だけど、生きの良い若手が活躍する女子エリートで踏みとどまりたいという気持ちを汲んでくれて来てくれたことに改めて感謝!

久しぶりにReady Go JAPANのチームファンクラブ用に作成したオリジナルジャージでアップしてスタートラインへ行きます。

今回は26名のエントリー、全員出走します。シクロクロス全日本選手権の女子エリートで、U23を混ぜているとはいえ20名超えるエントリーなのは、それだけシクロクロス女子日本一というタイトルを目標にしている選手がいるということ。これは非常に有難い。

昨年末に骨折してレースに出られなかったので、AJOCCポイントやらJCFポイントやらを稼げなかったので、今回はゼッケン番号が20になっちゃって、3列目からのスタートに。まあ、スタートは遅いからイイか<良くないwww

北海道のHさんから写真いただいてしまいました、すいません。実はJスポーツでレース中継をYouTubeで配信しておりまして、自宅などからでもレース観戦できたのです。これも非常に有難い。今回は動画だけでなく、数年前からスチール写真撮影も非常に多くの方々に撮影いただいており、ここまで時代は進んだんですね。私が優勝した24年前は取材も殆どなくって、女子レース写真は友人が撮影した数枚があるだけというのにw

Photo:hiroyo

スタート前。ここまで昨年のようにオッチョコチョイしないで、無事に怪我無く病気無くスタートラインに並べたことに感謝。あとは全力あるのみ!

Photo:hiroyo

そして定刻、午後1時に女子エリートのレーススタート!

Photo:せっぱ

やはりスタートは出遅れてしまい、ほぼビリからスタートループを入って、砂地セクションへ突入。砂場走りは幕張で練習していたので以前よりは少しマシになったはず。バランスを崩した際にハンドルをこじらなくなったのもあるけど、短いタイミングで強く踏めるようにするのも大事です。

Photo:せっぱ

砂場セクションの後は三段坂を登ります。女子でココを乗車して登れるのは、上位数名だけ。私も当然、無理なのですが何とかクリアしないなあ、と挑戦中ではあります。

Photo:せっぱ

私の前を行く東北シクロクロスで活躍するダブルむつみの相方・原睦選手。前回の東北シクロクロスの南ヶ丘ラウンドで優勝した勢いでスタートはキレキレ。そんな彼女を追いかける。

Photo:せっぱ

Photo:せっぱ

柚子の木キャンバーの下りが怖かったんですが、これも事前に似たようなキャンバーを何度も練習していたので、叫びながらもクリア。この後の階段を担ぐか?押すか?はキーポイントだった気がする。

Photo:はしもととおる

キャンバーでの不安定なコーナリングについては、目線が命!!

Photo:はしもととおる

今シーズンからサングラスをAirflyにしているのですが、いつも悩みの種だった「レンズ内で涙がチョチョきれる!」が無くなって非常に快適!鼻ぺちゃな私にはノーズマウントのサングラスで無いほうが良いだろうな、と思っていたのだが、それもドンピシャ。ガクガクした視界で鼻周りが気にならないんです。これイイわあ。

Photo:hiroyo

そのサングラスの調整を、いつもお願いしているオードビーさんのお薦めで今まで長年使っていた調光レンズでなく、ピンクレンズを初めて入れたのですが、これも冬の快晴でチラツキも出るような場面には良くて、視界が安定しておりました。

Photo:Katsumi Ishikawa

Photo:Katsumi Ishikawa

その後は以前、湘南シクロクロスの御殿場ステージで競った、スタミナのあるMIVROの鈴木選手と一緒になったので彼女のペースに合わせる。

Photo:hiroyo

あと、ココだけの話なのですが、このシケイン前の直登は土曜日の夕方コース試走まで乗車していけなかったポイント。金曜のコース試走でココがあまりにも走れなくて意気消沈。どうしようと悩んで寝ていたら、ナゼか夢に掟ポルシェさんが出てきて、一緒にホワイトシチューを作り、しかも鍋で焦がしてしまったのにペロンと綺麗に焦げ付きが取れてスッキリ!というワケが判らない夢から覚めて「あ、コレはなんとかしないと」と思ったのはマジ。

Photo:hiroyo

レース本番では、ちょうど直登部分に嬉しいガヤ一同様がいて「牛さん!!イケイケ!!」って、いっぱい応援してもらえたから、問題なく乗車でクリアできました!!めでたしめでたし!
でも1周目に、その前のドックランキャンバー・その1でひっくり返ったからダメダメ。なんで、あんな所でやっちまったんでしょう。くー。

Photo:katsumi Ishikawa

今回のバイクはBOMAのドーラⅡ・プロトタイプを使用。スペアバイクはドーラⅡの赤バージョン。ホイールもBOMAのカーボン前後。タイヤはIRCチューブレスタイヤシラクを前後で、空気圧は1.6Bar。このセットで何度も宇都宮ろまんちっく村コースを走っているから安心。

気温は10度ぐらいだけど風が強くなる予報だったので、冷えないように頭にバフを巻いておいた。ジャージは長袖ワンピースで、膝が冷えないようにニーウォーマーを追加。あとタップリ目にホットオイルを塗りこんでおく。

グローブはR×LのFIT RACING L バイクグローブ フルフィンガーで、ダイレクトフィット・エアロフィット搭載タイプのもの。これが今シーズンバージョンだと改良されており、シクロクロスのようなタフな条件でも良いんですよ。

更にソックスもR×Lのメリノウールソックスで、暖かいのに蒸れないのが良いし、何度も洗濯しても毛玉が付かないのが不思議。

Photo:はしもととおる

Photo:はしもととおる

Photo:せっぱ

スタートで大きく出遅れて、しかも一回は転んでしまったものの、少しづつ番手を上げて、多分24番手ぐらいから入った位置から15番手ぐらいまでは上げながら2周目へ。その先の10番手ぐらいまでは捕まえたいなあ、と考えながら、ピットに奥田メカを置いていけたスドーマンからの指示が入り、3周目から本格的にペースを上げて走る。

Photo:井上和隆

皆さんも注目していた、ドックランキャンバー・その2の泥地コーナリングですが、私はサッサと降りて押していきました。シューズを今シーズンからノースウエイブにしまして、スパイク入れておきましたので、ランはスムーズに行けました。

Photo:井上和隆

Photo:井上和隆

ま、ちと最初は不安定でしたが、2周目以降はまあまあだったかな?とw

Photo:hiroyo

そんな注目度の高いキャンバーセクションにいたモミの木の人ですが、この方は伝説のシクロクロスMC古賀さんといいまして、今回はゲリラでレース実況!相変わらずの激で選手達を鼓舞しておりました。ありがとうございます!
この会場は観客の方も沢山いらしていて、他の場所でも、いっぱい「牛さん頑張れ!!」って応援してもらえてメチャメチャ嬉しかったです。いつもありがとうございます!!


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自分のペース上がってきたし、4周目終わって5周目に入れるかな?と思いましたが、ちょっと追い上げが足らず、目の前で80%タイムアウトにて終了となってしまった。結果は13位でUCIポイント獲得の10位以内には入れず。まあ26人の真ん中よりギリギリ上だったからヨシとするか。来年も女子エリートで頑張ります!

Photo:井上和隆

MIVROの鈴木選手も、よく頑張りました!次のレースでもよろしくね!

Photo:井上和隆

ヒルクライムとかロード早いし、実業団JBCFの今シーズン年間女子チャンピオンでもある鈴木選手。こんな小さい体に、どれだけパワーが詰まっているんだ。

奥田君、ピットとメカニック本当にありがとうございました!やはり守護神は必要よね!!

Photo:Sei Ruote e Fotagrefie

そして何よりスドーマン!!引き続き何卒よろしくお願い申し上げますwww

Photo:Sei Ruote e Fotagrefie

さあ、レースが終わったから、エスキーナでゴハンよ、ゴハン!!

この後は男子エリート!レース会場の地元チームである宇都宮ブリッツェンを応援するフラッグや応援団の姿も!

古賀さんのMCも冴えわたります!

「踏め!踏むんだ!諦めている場合か!!」

やっぱ相変わらず悠ちゃんは強いなあ。若手にも引けを取らない引き出しが一杯ある。

今回も素晴らしいレース写真を沢山撮影いただきまして、本当にありがとうございました!私がiPhoneで撮影した、こんな下手くそ写真はダメですね。レースを盛り上げて、長く語り継ぐための大事な要素でもある、写真や動画にはいつも感謝でございます。

Photo:Sei Ruote e Fotagrefie

忘れてはいけない。第1回の長野県原村でのシクロクロス全日本選手権から、今回の第30回大会まで、男子エリートで出場する鉄人・小坂正則選手!この方を見習って私も引き続き女子エリートで頑張ります!!、あ、そういえば、私も第1回の原村全日本選手権に出ているんでしたwww

Photo:Sei Ruote e Fotagrefie

哀愁あふれるアコーディオンサンタさん、また会いましょう!

帰り道は一杯!スドーマン、本当に何度も事前に宇都宮ろまんちっく村に通わせてくれて、本当にありがとうございました!!

差し入れもたくさん、ありがとうございました!美味しかったです!

無事に帰宅したら、早速シクロクロスのワールドカップレースを観る。

この日から、来年の全日本選手権の準備が始まるのだ。日々精進、これあるのみ。

でわでわ。