40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

全日本ロードレース選手権レースレポート

どもです。

ようやくレポートをまとめました!!

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・大会名 第85回全日本自転車競技選手権大会ロードレース
・日時 2016年6月25日(土)  
・会場 東京都伊豆大島大島町大島西海岸コース(1周11.9km)
・気温 28度ぐらい
・コース状況 ドライでかなり風が強く、蒸し暑い。
・距離 1周11.9km×9=107.1km
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) 40名中・DNF

・前日の就寝時刻  夜10時
・起床時刻 朝6時
・レーススタート時刻  昼13時スタート

・ウォームアップ開始時刻とその内容
11時45分からサビ取りを兼ねて長めにGTローラーでアップ開始。40分ぐらい回す。
途中で心拍を上げたりするのは、12時15分に出走サインしてから、コースと並行する登りを実走して刺激をいれた。

・レース目標
完走。これが現時点では精いっぱい。

・レース戦略
最初から激しい展開が予想されるので、それに食らいつくこと。

・戦略上で注意すべき選手
特に個々に注意というより、レース展開と集団の状況に臨機応変に対応すること。

・レース前の食事(内容と戦略)
朝7時半から宿泊先の和食の朝食をしっかりといただく。更にスタート30分前に「なごみの米屋」の羊羹をいただく。

・スタート時の覚醒水準(集中力)
かなり集中は出来ていたが、スタート前の雰囲気が凄くて何かが起こる予感がした。

・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど
朝起きてスグに江崎グリコの「エキストラオキシアップ」を4錠。スタート前にオゾーネのアクティブオイルで軽く脚をマッサージ。それと虫が多いので虫よけスプレーも。

・レース中の補給内容
グリコのCCDを500cc×2本、あとミニ羊羹を5本。

・レース後に摂取したサプリメントなど。
グリコのおいしいアミノ酸BCAAと、多めの水分を摂取した。

 

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超キンチョーしていた私を遊んでくれるヨピヨピ。撮影はKensaku Sakai氏、いつもありがとうございます!

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JBCFを主戦場として、メキメキ実力をアップしているオダエリちゃんと!撮影はKensaku Sakai氏、女子選手の輝く笑顔を引き出すのが上手ですよねー!

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こちらのスタート写真はNorizo氏、ありがとうございます!!クールな写真なら彼女ですよね!!

 

・レースの内容を簡潔に。

13時ちょうどにスタート。今回は女子のみの単独レースとなっての開催なので集中しやすい、有難い。スタート位置は前方より3列目ぐらいの左側。この位置だと最初のタイトなコーナーからの登りでイン側に詰まることなく、アウト側で進めるかな?と思ったりして。

スタート直後はニュートラルでCOMカーの先導で選手たちが進んでいく。狭いコーナー後の登りも坦々と進んでいる。

実はスタート前に、午前中のU23レースを見たりイロイロと考慮しているうちに「今回は最初から有効なアタックがかかって、早々に分断されるかも」と思っていた。そのために唯一、自分に出来ることは登りで遅れすぎないことと、下り、特にガタガタの下りの箇所は完全にマンホールの位置も覚えているので、その箇所で早めに入って突っ込んでいくしかないな、と。

だいたい2km地点ぐらいで、ニュートラルが解除になった途端に、伊藤杏菜とオダエリこと小田恵利花が集団の右側を抜けてアタックを開始!お、この動きに同調しようかな?と思った5秒後に、何と一気に大本命の與那嶺恵理や萩原麻由子などを先頭に集団全体が追い始めてしまい、更にこの動きで集団全体のスピードが上がってしまい付いていけなくなる。

早々に集団から遅れる選手が続出するなか、2段階になっている登りの2回目の方でスピードが落ちることを祈って懸命に追ったが、その2回目の登りで再度のアタックがかかっているのを見てしまう。あああ。

あとは、この先の下りのガタガタ箇所で少しでも前との間隔を詰めるしかない!と勢いよく下りを開始すると他の選手のゲージからボトルが落ちて。ボトル爆弾を食らいそうにwww1本目はライン上でなかったが、「こりゃ、もう1本落ちるかも?」と思ったら、今度はデカイのが目の前に落ちてきて南無三!!しかし、ここはSPDジャンプでクリアして落車にはならず。

ただ、この時に勢いよく下ったのと、ジャンプしてモロに前輪に負荷がかかったのか、リアホイールがブレてしまってコントロールしきれなくなってしまった。そのため、少しスピードを落としてホイールの状態を確認しているうちに前方の選手の姿は遠くなってしまった。

この後は向かい風のパームラインを1人で走ることに。前方を追えども追えども姿は見えず。下りで追いついていたのに、悔しいことこの上なし。しかもゴール手前2kmの地点で後続の集団まで近づく有様。

この瞬間にチカラが抜けてしまった。完全にタイムアウトだと思ったが、やはりゴール地点でスタッフからコース排除の合図。この場合はサッサと退散するに限る。

優勝はゴール前のロングスプリントで與那嶺恵理。惜しくも2位だった萩原麻由子、そして完走した7名や出場した選手たち、全ての選手の力が素晴らしく拮抗した、リオ五輪選考に相応しい良いレースだった。

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確か、残り2周目の時点の先頭集団の状態。萩原、與那嶺、牧瀬、合田、坂口、梶原、樫木の7名。撮影は牛<なんで、こんな写真が撮れているのだ!というのはDNFだからです(泣)。

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今回の全日本ロード、RGJチームは全く歯が立ちませんでした!反省、反省(T_T)!!(撮影はKensaku Sakai氏)

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今回の遠征をいろいろとバックアップをしてくれたスドーマン監督とヨピの2人、本当にありがとうございました!!(撮影はKensaku Sakai氏)

 

・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合

レース後には腰が激痛、チームメイトの元に戻るのにもヨタヨタ走る状態だったが、ストレッチして何とか戻る。その後に軽くダウンして腰は多少、動くようになった。実際に翌日は、3時間ほどではあるが練習も何とかできた。

レース直後、念のためもう一度機材を確認したら、ホイールは大丈夫だったが、何とボトルゲージ2つのうちシートチューブ側のゲージが一部欠損して、ボトルが落下する寸前だった。私の場合はフレームサイズが小さいので、運よくボトルがBB上で止まっていたが、このまま気づかずに走っていたら!と思うと、ちょっとぞっとした。ちなみにボトルゲージは、事前のコース試走で9周回走っていても、まったく問題なかった。レース本番ではスピードが違うこともあるが、暑かったこともありボトルを満タンにしていたので、重さと衝撃が、予想を大きく上回ってチカラが半端なくかかってしまったのであろう。ちょうどメーカーの担当の方がいたので報告させていただいた。

・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他) 

TTレースのレポートにも記載したが、2月と3月の練習量増加の反映からか4月のチャレンジロードで手応えがあって、更に調子に乗って練習の量を一気に増やしたところ、 5月GWに腰痛発生してしまって、そこからの立て直しでグズグズになってしまった。改めて考慮すると、パワーや筋量は増えているものの、持続させたり効率よく発揮する術の部分が、4月の時点でペタリング会得を通して把握しつつあったのに、また短時間パワー発揮!のメニューに依存しすぎて踏み踏みになって自滅した。

整骨院のやぎサンにチェックしていただいているのだが、腸腰筋が増えてきているのと、大腿四頭筋の張りが治まってきているようなので、並行して引き続き腰のほぐしをおこないながら、ペタリング修行の旅に出ます。

・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。 またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。

上に書いちゃいました。まずは腰痛を治します!!

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女子エリートの上位3名。この3名を筆頭に女子選手たち全員が切磋琢磨して、自転車レースの世界の未来を明るい方向に切り開いてほしい。そのためにも私たちには沢山、やらなければいけないことがある。日々頑張る彼女たちを泣かせるようなことは絶対に牛が許しません!!皆でこれからも頑張って行こうね!!!

最後に牛の素直な気持ち(^ー^)ノ

私は昔から、てっぺん目指し究極を追う女子選手たち全員の味方で在りたい。いろいろな思いはあるだろうし、好き嫌いや好みの違い、スタンスやバックボーンの違いとかあるだろうけど、やはり選手同士で切磋琢磨する姿が一番間違いないし素晴らしいし美しい。
写真の3人も含めて、自分に嘘をつかず素直な選手には絶対に明るい未来があるし、明るい未来を作るチカラがあると信じている。私のような年寄りに出来ることは、今までの経験を踏まえて間違いを起こさないように、出来るだけ効率良く未来を作る手伝いをすること。
強い者同士が手を組んだら百人力(^ー^)ノまずは素直になることなのかなぁ?と。リスペクトは大事だよね、あと嘘をつかないことw以上、BBAの戯言( ´ ▽ ` )

でわでわ。