40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

全日本TT選手権レースレポート

どもです。

お待たせしました!ようやくレースレポートをまとめました。

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・大会名 第20回全日本選手権個人タイムトライアル・ロードレース大会
・日時 2016年6月24日(金)  
・会場 東京都伊豆大島大島町サンセットパームライン(1周11.2km)
・気温 26度ぐらい
・コース状況 ドライ、若干風強め(風速6m)
・距離 1周11.2km×2=22.4km
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) 12位・37分26秒58、トップと+5分39秒

・前日の就寝時刻 夜10時
・起床時刻  朝6時
・レーススタート時刻 昼12時から順次スタート

・ウォームアップ開始時刻とその内容
11時からTTバイクをGTローラーにセットして30分かけてアップ。途中で一回、心拍を160に上げておしまい。

・レース目標
10位内、出来れば8位内

・レース戦略
最後までペースを落とさずに、アップダウンでのギアチェンジも小まめに!

・戦略上で注意すべき選手
個人タイムトライアルなので特になし。ただ前後の選手のペースに乱されないように注意。

・レース前の食事(内容と戦略)
朝7時半から宿泊先の和食の朝食をしっかりといただく。これをしっかりと食べたので、スタートまではパンを少し食べただけで大丈夫だった。

・スタート時の覚醒水準(集中力)
昼のスタートということもあり、かなり集中できていた。

・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど
朝起きてスグに江崎グリコの「エキストラオキシアップ」を4錠。スタート前にオゾーネのアクティブオイルで軽く脚をマッサージ。それと虫が多いので虫よけスプレーも。

・レース中の補給内容
水を200cc用意したが摂取せず。

・レース後に摂取したサプリメントなど。
水とともに江崎グリコの「おいしいアミノ酸BCAA」を一包。それと明日のロードレースに備えて40分ほど、しっかりとダウンをGTローラーでおこなった。

・レースの内容を簡潔に。
12時ちょうどから女子エリートのスタートとなるので、15分前には検車を終わらせてスタート台の横でスタンバイ。懸念していた雨は降っていないが、ちょっと風があるかな?という程度。気温がそれほど高くないのは助かる。念のためシューズカバーを持参していたが、レース直前になって「着用NG」が通達されたので外す。元々、シューズカバーがなくても走れるように準備していたので私は問題なかったが、他の選手たちはちょっと動揺していた模様。

女子エリートのスタートは1分おき、私のスタート順が3番目なので、最初の選手の準備を見ていたが、スタート2分前になってもスタート台に載せないので促しておくw 

自分の順番になりスタート台に載ってスタンバイ。スタート台を進んでスグに左に曲がる必要があるので、そのことに気をとられていたら右足がビンディングに入っていない状態でスタートしてしまった。ちょっと焦ったがコーナーで踏み込んでいる間にペダルをはめて一気に加速した。

最初の行きは向かい風。途中の登り箇所では落ち着いてギアを落としてバイクの勢いを落とさないようにして登坂をこなす。一方で下りの箇所は見通しが良いので、TTポジションのまま出来るだけ突っ込んでいく。最初の折り返しのところで手元のメーターを確認、9分51秒。目標が9分前半で考えていたので、あまり速くない。まずい。

帰りの道は追い風でいけるか?と思うが、あまり風の恩恵がない感じ。ただ帰りのコース取りの方が登坂区間が少ないので、一気に勢いをつけて2周目に入りたいところ。御神火温泉近くの駐車場出入り口で、砂が浮いているコーナー箇所があるので、そこは慎重にかわしつつ1周目を終える。

事前の試走でも全く謎であったスタートゴール側のUターンについては、午前中のジュニアなどのTTレースを見ながらライン取りを確認していた。徐々に左側へ寄って入り、Uターンの一番上の箇所はアウト側に行くと落ち込んでいる(逆バンク)ところから上がらなければいけないから、イン側に切っていって速度も落とし切らずに真っ直ぐにコースへ入って2周目に入る。このライン取りは何とか成功し、2周目に入った。

2周目の行きも向かい風のまま。なんだよー風の恩恵なしかよー、でも風が強いよりはマシかー、とか思いながら落ち着いてギアチェンジしつつUターン地点でタイム確認、9分52秒。さっきと同じ。ペーシングは出来ているがペース全体があがらない。

最後の帰りは、下りをさっきよりも突っ込んでいくが思ったよりもスピードが乗らない。ちょっと焦っているのか?前方に最初にスタートした山下選手の後姿が見えたので、何とか捕えたいなー、と思いながらペースを上げたので、残り2kmのペースが落ちないで済んだ。

マトリックス発表のラップタイム>
1周目行き・9:30.480
1周目帰り・9:08.990
2周目行き・9:46.660
2周目帰り・9:00.450
トータル・37:26.580

相変わらずの時計並みなペーシングは健在。ただ全体が遅いのではダメです。お茶会に間に合いません<アリスかっ!!

結局、11位の米田に1分も離されての12位。腰も痛くならずチカラは出し切れたが、自分の現時点で持っているトップスピードが遅い。遅すぎる。

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スタート前の牛。余裕あるのか、ないのかwww 肘のテーピングは5月のJBCF鴨川クリテでの落車の傷跡がTTバイクのDHバーパットに干渉して擦りむけてしまうので、急に閃いてテープを1枚貼って、皮の代わりにして傷が痛まないように処置したもの。これは正解でした!

TTのDHバーパットで肘が当たって痛い場合、パットを厚みを増やす!という方法もあると思いますが、パットが厚くなることで、かえって肘にめり込んで痛いこともあるので、その場合は皮自体を強化するという感じでテープを貼って肘そのものを厚くしちゃう、という方法もあるのだなーと。ご参考までに。

 

・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合

懸念していた腰の痛みは出なかったが、ゴール後かなり腰が重だるい感じ。そのため丹念にクールダウンをしておいた。

機材については、BOMAのエランTTにフロントはBOMAカーボン38ミリハイト、リアはBOMAのディスクホイールTH-DDで。2月のアジア選のような強風だったらディスクでなく80ミリを、ということで用意していたが、ディスクが使えてスピードが乗せやすかった。

ポジションについては4月のチャレンジロードが終わってから何度も煮詰めて、更に5月に埼玉TTと学連TTで実戦もしていたので、セッティングも問題なし。

タイヤはフロントはクリンチャーのミシュランPRO4・23C、リアはチューブラーでミシュランのサービスクルス・21C。これを前後ともに空気圧8bar。風が強かったり雨だったら7barも考慮していたが、風も落ち着いており空気も重くなかったので。

ギアは真円でフロントは53×39、リアは12-23で。今年から真円ギアにチェンジしているが、かなりまともにペダルを回せるようになったので、問題なくチカラを持続できる感じ。あとはチカラそのものを更にアップさせないと!なのです。はい。

ヘルメットについてはロードやシクロクロスで使用するOGKカブト「KOOFU・BC-Glosbe」を使用。理由としては、向かい風だったときに苦しくてうつむいて走ることも考えて、首の後ろに風が流れていくようにエアロヘルメットのように後ろが長いモデルでなく、後ろがコンパクトな設計のBC-Glosbeにした、ということで。このアッセンブルは今年からTTレースで投入していて、手応えが良いので今回も実行。やはり正解だなぁと。実際にうつむいて、もがいて走る状況で首の後ろで風が切れていく音がしていた。

本当に機材やセッティングなどなど、問題はなかった。あとは自分だけだ。

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レース中の牛。真横からの写真はポジションチェックになるので助かります!!撮影はKensaku Sakai氏。いつもありがとうございます!!

・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点

(トレーニング、体調管理、機材、その他) 

5月の腰痛の際に、TT練習でも腰がおかしくなることがあったので、事前に整骨院などで調整をしてもらってスタートすることは出来た。ただ、4月までに出来ていた「スムーズなペタリング」が、5月GW頃の腰痛から完全にスっこ抜けていたことがレースちょっと前に分かった。

しかしレース直前にペタリングの矯正から、また始めてしまうと間に合わない。更にオーバーワークで大腿四頭筋がカチカチになって、何をしても緩まない状態が数週間続いてしまったので、これをある程度まで緩めることに集中した。

そこで今回はTTレースで力を出し切って、且つ翌日のロードレースで回復を急ぎながら何処まで行けるか?というアプローチにならざるを得なかった。

・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。 またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。

腰痛を起こさないペタリング走法の復活と全体のペースアップ(スピードアップ)。

でわでわ。