40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

ジャパンカップ2016女子オープンレース・レポートとか

どもです。

今回もたくさん写真撮影、そして応援をいただきまして、誠にありがとうございます!!

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・大会名 2016ジャパンカップ25周年記念女子オープンレース
・日時 2016年10月22日(土)  
・会場 栃木県宇都宮市・森林公園
・気温 25度ぐらい
・コース状況 ドライ
・距離 10.3km×3周=30.9km
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) DNF(降ろされた前の古賀志でトップ差が約2分と教えてもらった)

・前日の就寝時刻 夜10時
・起床時刻 朝7時
・レーススタート時刻 11時から時差スタート

・ウォームアップ開始時刻とその内容 10時から30分かけてアップする。まずは軽いギアで10分かけて脚を動かして、ペダリングがスムーズになった頃を見計らって3回、30秒のスプリントで心拍を170以上にする。その後に10分かけてダウンしておしまい。

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撮影:inoue kazutaka

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撮影:inoue kazutaka

・レース目標 正直に書きますと、レース前日と当日の朝の時点で脚が重くて猛烈に渋かったので、完走できれば御の字と考えた。理由としては大会特別規則で「先頭から10分差で打ち切りとする」というのが明記されていたこと、更に先週に風邪を引いてコンディション作りがずれ込んで、翌日のシクロクロスに照準が合いそうな体調になっているのを実感したので。あと昨年、古賀志の登坂で頑張り過ぎてオールアウトして動けなくなってしまったので、それを防ぎたかったのもあった。

・レース戦略 古賀志の登坂で頑張り過ぎてオールアウトしないこと。慌てないこと。

・戦略上で注意すべき選手 特にない、というか落車しないことでいくことにした。

・レース前の食事(内容と戦略) :宿泊先でいただいた和食の朝ごはん。
・スタート時の覚醒水準(集中力) :クリア。GSRカップやRGJ杯で活躍する選手が多くスタートにいたのは本当に嬉しかった!!
・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど:江崎グリコのオキシアップを4錠。
・レース中の補給内容:水のみ少し
・レース後に摂取したサプリメントなど:特になし

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撮影:Kensaku Sakai

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撮影:Y.Takagi

・レースの内容を簡潔に:
スタートは最前列に。オンタイムの11時05分にスタートして、思った通りに動きが全体的に速かったので、慌てて行かないようにした。というのも、昨年にコレの流れに負けないように気負って走っていたら、古賀志の頂上でオールアウトしてしまい脚が止まってDNFとなったしまったため。

ざっとみて20数人ほど前に行かれたが、中腹の平坦で何人か捕えて頂上近くで20番手ぐらいに。これなら下りを行けば大丈夫!と進んだら、下りの入りが悪くってどんどん抜かれてしまい、更に平坦で全く踏めずに置いて行かれる。脚の怠さが一気に出てしまい、引いてもらいながら1周回目を終える。この時点で手元に残るデータだと1周目が20分32秒。

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撮影:tanabe takafumi

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撮影:okamoto

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撮影:sumpu

2周回目に入って、古賀志の入り口に細谷夢菜選手が!こんな位置にいる選手でないので??と思ったらパンクしたそうで、私たちと合流して一緒に古賀志を登坂する。この登坂も、1周回目の登坂も4分の前半で登っていたようなのでペースは悪くなかったようだ。ただ、平坦と下りが全くダメだったということだ。うーむ。

2周目の15分超えたあたりで、審判車が来て「タイムアウト、ゼッケン000番、000番・・・」とコールを受ける。あれ?前日の監督会議で「女子オープンのタイムアウトは先頭から10分を越えてから」というのを確認していたハズなのに変だな?と、ビーグルの審判に声をかける。「本当にタイムアウトなの?早すぎませんか?」「いやいや、無線から降ろせっていう指示来ているからね、お疲れ様」。ちょっとおかしいな、と思いつつも、事故かトラブルがあってタイムアウトの基準が変更になることは自分も運営側として何度も経験していることなので、指示には従うことに。しかし、これが後で間違いだと判明する。

しょうがないので、この時点で4人だった私たちの集団は偶然にも私と細谷選手、あとノゾミちゃんと三谷選手の2組に分かれた。ノゾミちゃんと三谷選手が先行し、私と細谷選手が後からゴールを目指して順送でコースを流していた。途中で男子の集団が来る、というビーグルの指示もあって「コースから外れたほうがいいかな?」という判断で、森林公園への登りに入る箇所から裏道を通ってゴール地点に向かうことに。

そこでしばらくしてからメーターを止めてNP196.6w。さらに5分のパワーデータが241.3wを記録したみたいで更新しておりましたwww

キャットアイ・アトラスに公開したステルス50採取データはコチラです。
http://www.cateyeatlas.com/trip/detail/1490902/
ま、完走して順位出てないと全く意味がないのですがね。それにレース運営において、それ以上の事由が起こってしまいましたから。

ゴール地点に行くと、何か様子が変だ。前島選手が「私たち、先頭から3分切っているのに降ろされた」というし、何人か泣いている選手もいる。なんだ?これは??しかも前島選手から更に「第2集団の10人ぐらいもまとめてタイムアウトした」という。これは変だ!更に観戦に来ていた友人夫妻が「降ろした選手たちを再スタートさせているよ!」と教えてくれた。なんだよ、それなら、ちゃんと最後まで順走してゴール地点に行ったのに!!何より、何を基準にして再スタートさせているんだ?その再スタート集団にいるはずの選手数人が傍らで泣きじゃくっているのに。メチャクチャだ!!

スドーマン監督と仲間のヨピも合流してきたが怒りで顔が険しい。「ちょっと本部に事情の説明をもらわないといけない。行き方わかる?」と言われたので、3人で競技本部にむかいテントに入れていただいて、事情の説明をしてもらうが、やはりタイムアウトのオペレーションを間違えた、とのことが判明。では間違えのリカバリーとして何で再スタートを選手点呼しないでやったのか?などなど確認するが、「意見としては聞く」の一点張りでラチが明かない。

とにかく不公平な処置ということが分かったので「今回のレースについては成立してないので」ということで、意見を言ってお願いをして、テントからは退出。スドーマン監督は「このままだと不公平なレース結果が出ちゃうから見張っておく」と現場に残ることになったので、私たちはチーム車で待機することに。

レースを走ったRGJの伊藤と吉岡で片付けをしながら監督を待つが、いつまで経っても戻ってこない。しまいには表彰式もおこなわれているようなので、どうやって結果を処理したのか疑問に思っていたら、スドーマン監督が怒り爆発の状態で帰ってきた。話の顛末を聞いたら呆れるしかなかった。こんな状態で運営されているレースなんて!!

私はジャパンカップのレース、その中の土曜日のチャレンジ、そしてオープンレースについてはリスペクトを持って出場をしています。その中で女子オープンの扱いについては、なかなか微妙な状態で長年オマケ扱いとなっておりました。しかし、昨今は男子も女子も参加人数が増えてきました。特に女子については、ここ数年にわたり40名近いエントリー数となって注目の度合いも高くなってきたと思います。やはり1990年の世界選手権ロードレースから、今日に至り大会を継続し25周年を迎えることができた宇都宮市の尽力が、このような形でも結実しているものと考えております。

そんな素晴らしい成果の中で起きた今回の事由は宇都宮市の尽力を無駄にしかねないし、あまりにも女子レースを舐めている行為であるし、何を信じて走ればいいのか分からなくなる事件であります。このまま改善されないのであれば、このジャパンカップのオープンレースなど土曜日のレースについては「あくまでも日曜日のレースの前座だよー(鼻くそ)」という適当な扱いが変わらないと思いますので、出場したり観戦する価値は全くないと思います。

私としては間違えは一切非難しておりません。人間は間違いがありますし。ただしその対応に問題があると拗れるということなのです。今一度、レースに賭ける選手たちと観戦者の想いを理解していただき、思いっきり戦える場所作りを何卒お願いしたい所存であります!!

上記内容についてはメモとして下記にまとめてあります。

rockmutsumi.hatenablog.com

・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合:特になし、むしろ古賀志登坂でもがいたおかげでレース後に怠さが抜けたのはお慰みw

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撮影:Kensaku Sakai

・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他):レース前週に、例年のように風邪をひいた。どんなに気を付けても季節の変わり目はどうしようもないのかも知れない。それと8月の中国遠征が決まったときからシクロクロスの準備を入念にしていたのは不器用な私には必要だった。その中でロードレースはしっかりと走っていかないといけない課題でもあるので、その辺りの方針は今後も崩さない。今回のジャパンカップの自分の走りで登坂はクリアできたので、ロードレースらしいペダリングをスムーズにした走りをもっともっと研究する必要がある。

小林可奈子さんが凄かったなあ、と思う。登坂ではついていけたけど、下りであっという間にいかれちゃった。あんな走りというか根性が必要なのだな。MTB時代から一緒にレースを走る機会があるけれど、相変わらず凄いよなーっと。

・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。

平地でケイデンスをキープして、そのケイデンスのみでスピードをコントロールすることを、もっと反射的に出来ないとマズイ。あとはベースを確固たるところに。体のバランスとかは悪くないので。

でわでわ。