40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

スーパークロス野辺山UCIレース・Day2

どもです。

この日もたくさんのご声援と写真を撮影いただき、誠にありがとうございました!!

・大会名 JCX第6戦・シクロクロスミーティング第4戦・野辺山 (UCIクラス2) Day2
・日時 2016年11月27日(日)  
・会場 長野県南牧村野辺山・滝沢牧場
・気温 5度ぐらい
・コース状況 雨により泥、一部に雪が残る
・距離 約2.5kmを5周回(40分)
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) 9位・トップから8:11

・前日の就寝時刻 夜10時
・起床時刻 朝7時
・レーススタート時刻 午後1時30分

・ウォームアップ開始時刻とその内容
試走が12時半からだったので、コースを1周半試走し、そのまま舗装路をちょっと走っていたらコールアップ時間となった。

・レース目標
今日こそUCIポイントを獲得するために10位内に入ること。

・レース戦略
昨日のスタート直後の落車もあるので、落ち着いてスタートして後半から追い上げる。

・戦略上で注意すべき選手
川崎路子選手、福本千佳選手、西山みゆき選手。つか西山選手はテクニックあるなー、と。

・レース前の食事(内容と戦略)
この日も宿泊先で洋食の朝ごはん。野菜や卵料理などバランス良くって美味しかった!試走前にミニあんぱんを2個。

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・スタート時の覚醒水準(集中力)
集中力は高い。昨日よりもクリアかも。

・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど
朝起床時に江崎グリコのエキストラオキシアップを4錠。この日は七分丈のBIBにしたのと、昨日の落車で膝を軽く擦りむいていたのでホットバルムなどは塗らなかった(浸みるのでw)。

・レース中の補給内容:スタート前に水を飲んでからは、なし

・レース後に摂取したサプリメントなど:なし

・レースの内容を簡潔に。
朝方に雨が降って少し暖かい日。宿を出る頃には晴れていて雪はどんどん溶けている。まずはスドーマンが参戦するマスターズのレースサポートでピットに入る。この日は泥んこ大会になるのが予想出来、洗車しまくりなのでRGJ伊藤選手も手伝う。洗車も慣れているし設備も良いので、どんどん洗って用意して自転車を取替える!更に合間にコースや走りの様子も観に行くが、脳裏には嫌な思いが過る。

というのも、2年前に初めて野辺山に出た時も泥んこ大会でリアメカがもげて散々、ロクに走れなかったのだ。多少はマシになっているだろうが、どこまで行けるか?やはり昨日のスタートすっ転びは情けない<しつこいw

今日もライダースミーティングなしなので、マスターズレース後に着替えて試走へ。1周半して今日のメインバイクBOMAエピスRちゃんにすることに決めた。タイヤは前後IRCシラク、空気圧は前1.63bar・後1.6bar。今回、IRCシラクのMADとノーマルをそれぞれの日に使用したが、異常に空気圧を低くしなくても良くグリップしたし進んでくれたし。上手くなったのか!と勘違いするほどだったwいや、マジで!!
かなりの寒さだったので、この日も足元についてはR×Lソックスのランニング用メリノウール五本指ソックスを履いて、その上からバイク用のTBK-500Rを重ね履きした。 

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こちらは昨日の写真(撮影:Okamoto)

ウェアについては膝を擦りむいてしまっていたのと、昨日よりも走っている間に雨降りで寒くなるだろうチャンピオンシステムの七分丈BIBタイツにした。フルレングスのタイツよりも足回りが良くって今年から導入しているがちょっと寒いロード練習とかでも重宝しています。コレなかなか良いですよ!上着は長袖の春秋用ジャージに、半袖の春秋ジャージを重ね着、これに袖なしのアンダーを着て丁度よい温かさに調整した。あとは頭が冷えないようにR×Lソックスのバフをヘルメットの下に装着。これをすると頭が冷えないだけでなく髪の中に泥が入り込まないのも良いのだ。

グローブはOGKカブトの春秋用グローブPRG-1。昨日に使用したKG-8Wよりも薄手なので指先が細かい動きにも対応できる。しかし、ちょっとコレだけだと寒いかな?と思っていたら、Aズマさんから「コレをグローブの下に」と医療用のゴム手袋をいただいた。これを装着してからグローブをつけると寒くないのにゴロゴロしない!これで行くことにした。

ヘルメットは今季のシクロクロスシーズンから、OGKカブトのKOOFUのBCグロスペ、シューズにはスパイクは付けないで準備。今回はドロドロになることを想定して2足用意したが、やはり洗う手間とか乾かないこと、泥が酷くて壊れることを考えてスペアを用意して正解だった。顔にアスリートXのアンダーベースと日焼け止め。

f:id:rockmutsumi:20161201152237j:plain撮影:Okamoto

今日のスタートは21名。昨日と同じく一列目の一番左なので落ち着いてスタートする。雨の中、オンタイムの1時半にスタートして、ちゃんと転ばずに舗装からオフロード区間に入れたwあとは我慢大会、ひたすら泥んこで轍を見つけながら進む!

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撮影:MPシミズ

しばらくすると、千佳ちゃんと競り合う形に。彼女は乗っていきたい方針のようだが、オールドスタイルな私はサッサと降りて押す方針。泥んこにハマる舗装からオフロードの切り替え後に千佳ちゃんがすっ転び、あ!と私も轍にハマり、すっ転んだらカラダの半分だけ泥に埋まり起き上がったらキカイダーみたいになったwしかし落ち着いて担ぎ走りで千佳ちゃんを置いていく。

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撮影:確認します、すいません!

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撮影:Okamoto

3周目には、みっちゃんにも追いつく。彼女は下りとかハイスピードでグングン行くので、パワーで踏む区間で片付けなければならない。舗装区間でバリバリ踏んで引き離す。どうやら良心回路が壊れた私は、キカイダーでなくてハカイダーである事が判明wココでBOMAエピスちゃんにチェンジ。

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撮影:Okamoto

残り2周では後ろに、みっちゃん、千佳ちゃんを引き連れながら走りつつ、バギーコースですれ違う先行2人にも追いつきたいが、コーナーとかメチャ速い(T_T)ただ調子に乗って自爆すると本当にハカイダーになるので、ゴール手前の登坂箇所とコントロールライン直後の押し走りでペースを上げて、仕上げの舗装区間でバリバリ踏んで、というリズムを崩さないように。

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撮影:Okamoto

残り1周でBOMAエピスRちゃんにチェンジして仕上げの走り。バギーコースを丁寧にクリアして後方との差を確認。ゲレンデに出てから落ち着いて轍に入って、あとは登り箇所をグイグイ踏む踏む!観客から「牛さーん、あとちょっと??」の声がかかる。これなら行ける!昨日のフラストレーションは「うもーーー!」の雄叫びで締めて先着ゴール、9位で一桁ギリギリのUCIポイントと賞金をゲットした。

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撮影:Okamoto

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撮影:Okamoto

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みっちゃんがいるから私も頑張れる。いつも本当にありがとう!!(撮影:Okamoto)

後日、初日の落車で左肩を脱臼寸前にしていたのが判明したが、この日のレースでは肩が動かないのを、肩甲骨が動くことで自然と肩の痛みなどをフォローし身体が硬くならなかったらしい。

・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合
肩の違和感というか痛みを本格的に気づいたのが、帰りでスドーマンとふざけていた時に左腕を思いっきりあげた時に「いたああああ」となって分かったという状況w 翌日は洗濯などの片付けでバタバタしていたが、その時も何とか過ごしてしまっていた。しかし左肩を下にする姿勢にすると痛いので、さすがにおかしいと思って診察してもらった。今は肩を入れてもらってから、痛みもほぼなし。

この日もコースで1回、スっ転んでしまったものの、昨日に比べれば落ち着いて走れたと思う。意外とBOMAエピスRが良かったが、深い泥だとエピスが安定している。ちょうと良い相性のバイクで助かります。

・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他)
この日は昨日以上のドロドロ状態だったので、ポットに入れて持ってきたお湯で温かいおしぼりを作ってもらって身体を拭いて、スグに着替えて泥汚れ物は全てビニール袋に入れる。自転車も大体洗った状態で積み込みして、他の泥汚れ物も全部バケツやビニール袋に入れて片付けた。

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いつも書いているけれど、シクロクロスでも準備はとても大切。特にシクロクロスについては長く関わっていることもあるので経験を活かせるところが多い。昔はもっと過酷なコースとかも普通にあったから、今回も深刻な状況にはならないで済んだ。とにかくシクロクロスで強くなるにはレースや近い条件のトレーニングでドンドン走ってチャレンジして経験を積むのが良いのかも知れない。私も昔は毎週末、長野シクロクロスミーティングに出場することで経験を積んだ。今は近くでもレースとか練習できる場もあるようなので、それを活用してほしい。

・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。
平日はオフロード練習が出来ないので、必ず週末には冒険ランド@小貝川で練習を重ねた。かわりに平日はロード練習をしっかりとおこない、特に30秒×20回メニューを定期的におこなうことで、舗装路でブーストをかけることができた。

そこで引き続きロード練習でしっかりとベースを作りながら、週末はオフロードをしっかりと走ってスキルアップをおこなう。繰り返し基礎をおこなうことで、応用にも繋げられることが実感としてあるので、引き続き地道に。

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撮影:Okamoto

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撮影:シズカさん

最後に。今回も野辺山レースを苦しみつつ楽しんできました!2年前が初参戦でしたが、年々ちょっとづつ課題をクリアして走れるようになってきました。しかし、まだまだコレから!!引き続き頑張ります!!

でわでわ。