どもです。
先日のミュシャ展で手に入れた図録を見ていたら、いろいろと気になって前に行ったミュシャ展の図録を引っぱり出して確認w
右奥に見えるのが、今回の展覧会の図録(カタログともいいますねー)。左手前のが80年代に来たレンドルコレクションの図録です。
今回見たドイコレクションとレンドルコレクションの比較をしてみたのだけど、共通の作品がかなり多くある。それもそのはず、ミュシャがアールヌーボの時代に残した傑作ポスターって「リトグラフ」なんです。ようは印刷物なので、ある程度は何枚でも刷ることが出来ちゃう。だから複数にわたるのはしょうがないのですね。ただ、一点ものについては当然ながら、それぞれにしか所蔵がないので、今回初めてみたウロノフ・ミラーとか初めてみることが出来たのでした。
ちなみに「ドイ」というのは「カメラのドイ」の社長さんのコレクション。現在は全て大阪府の堺市に寄贈して「ミュシャ館」として常設公開しているそうです。一方のレンドルは、あのテニスの名プレイヤーであったイワン・レンドル氏のコレクション。同じチェコ人であるレンドルが、故郷の名画家であるミュシャの作品の保存も目的として集めたらしいっす<モヤさま風にw
更に2013年のミュシャ展の図録。この展覧会は展示点数が多くて、新発見も多く面白かった。
この図録に掲載されているスラブ叙事詩の習作たち。今回はプラハから本物が来たのだから、出来れば習作も一緒に展覧できて、完成作品と比較したら面白かったのかも。まあ、何よりもプラハに行かずして今回、本物の「スラブ叙事詩」全てが観られたことに心から感謝です。
ちなみにネットでも調べてみたら、プラハで展示されていたスラブ叙事詩は日本での公開の後、何とプラハでの展示場所については「現時点では未定」という状態だそう。何ということだ!!ただ、スラブ叙事詩を展示するための建物を作る計画はある、ということらしいのだが。うーむ、どーなってしまうのだろうか。メチャ心配です。
しかし調べれば調べるほど、いろいろと分かって面白い。
でわでわ。