40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

東北シクロクロス郡山ラウンド・レースレポート

どもです。

今大会でも沢山のご声援、本当にありがとうございます!おかげさまで最高のクリスマスプレゼントになりました!!

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・大会名 TOHOKU CX Project 第2戦 郡山ラウンド
・日時 2016年12月25日(日)  
・会場 福島県郡山市・大槻公園
・気温 6度ぐらい
・コース状況 小雨・小雪が降る中、一部泥区間あり
・距離  1周約2.5km×4周
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) 1位・38分41秒・2位に3分09秒差

*東北シクロクロスの公式ホームページ
http://www.tohoku-cx-project.com/

*レース結果(AJOCCのHP)
http://www.cyclocross.jp/results/2016/12/tohoku-cx-project-2.html

・前日の就寝時刻:夜10時
・起床時刻:朝6時半
・レーススタート時刻:午後12時50分
・ウォームアップ開始時刻とその内容:11時50分からのコース試走を利用して、コースを3周ほど走ってからローラーで10分ほど脚を回してスタートダッシュに備える。

・レース目標:優勝するしかない状況。
・レース戦略:午前中のレースを観戦、さらにコースの状況を鑑みて一旦、不得意な区間で差が付くと巻き返しが難しいのようなので、最初のスタートで飛び出して如何に最後まで守るか?になると思った。
・戦略上で注意すべき選手:PEDAL NATIONの高橋 織江選手。実は全日本CX選手権で負けているので。

・レース前の食事(内容と戦略):宿泊先で和定食。ゴハンがたっぷり食べられて丁度良かった。
・スタート時の覚醒水準(集中力):レース運営スタッフが心強いメンバーということもあって、余裕を持ってスタートを迎えられた。
・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど:レース前日においしいアミノ酸BCAAを1包、起床時に江崎グリコのエキストラオキシアップを4錠。寒かったのでスポーツバルムの1番を膝中心に塗布。
・レース中の補給内容:シクロクロスなのでナシ
・レース後に摂取したサプリメントなど:特になし
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・レースの内容を簡潔に:
実はレース前々日の23日に、地元の成田市・下総フレンドリーパークでトレーニングレースが開催されて、その運営協力と防災当番ということで参加していた。25日に今大会があるのでホドホドに走るつもりで参加していたが、午後の2時間耐久・模擬レースで女子メンバーの顔触れの良さと、程よいペースのおかげでたっぷりと刺激を入れてしまい、翌日に結構な脚重ダル状態になってしまうw

そこで、23日の夕方からレース前日の24日にかけてアミノ酸を多く摂取しつつ、24日の午後からコース試走する際も余り負荷をかけずに、軽めのギアで脚を回すようにして走ることを心がける。そして不得意なキャンバーの登りで引っくり返って転ぶ。情けない。試走するごとに何となくコツをつかめた所と、そうでない所とハッキリしてきたので、レース本番では「転んで無駄足使った方が負け」という考えで、コツコツと走ることとした。急に出来ないことが出来ることではないので。あとは夜に風呂で脚をジックリと温めて脚と腰の怠さを取るようにした。

レース当日、昼前からコース試走ができるので、それまでは午前のレースを観戦しながらコースの特徴を確認する。コース試走では前日と変えてギア倍数をかけて試走をして脚に刺激を入れつつ、コースは完全に頭に入っていたので、苦手な箇所のおさらいをコースショートカットして何度も繰り返す。

スタート10分前にアップを終わらせてコールアップに備える。コミッセールが安心できるメンバーなのが有難い。今日は特にスタートでクリートキャッチのミスをすると厄介なので、その事に集中。同時に出走する男子のC2がスタート、その1分後に女子L2と一緒にスタート!と同時に一気に踏み込む、クリートキャッチは何とか成功、先頭で行けてホールショットを取れた!

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そのままダッシュして平坦を終えてグラウンドの周回に入る。午前のレースで舗装や石畳、レンガの箇所などに泥が載っているので滑らないように注意しながら最初の林間シングル、そして階段の担ぎ区間へ。ランニングは得意なので後ろの気配を感じながら先頭をキープ。途中でPEDAL NATIONの高橋選手が横に並びかけるも、ここはベテラン(婆サンともいう)の威圧で最初に行かせてもらう。更に砂利の区間でも並走になるが、下手にコーナーで並んで競うと危ないのでココも先に行くためのラインをキープする。

芝地のターンが深い箇所は、小貝川の冒険ランドの練習で散々やっていることのおさらいなので飛ばして行って、再びグラウンドの区間に入る。砂地は小雨のおかげで問題なかったが、泥の深い箇所が重くなっていたので踏み込んで進みつつ高橋選手の状態を見る。さらに泥区間のUターンでは、あえて降車して芝地の場所を確実に狙えるようにして進む。ココも競ってきたときに別の手をだそうかな?と考えていたところ。中盤以降でヤバくなった時には、この区間で何とかするか、とプラン立てる。

グラウンド区間シケインは難なく進んで、いよいよ苦手なキャンバーの多い林間のシングル区間に入る。まずは4連ステップを誤魔化しながら乗車で越えて、石垣では踏まないようにしてスピードコントロールしキャンバーへ。登りのところで降車して押しで進むと、先ほどまでちょっと差が空いていた高橋選手が真後ろに付いていたので、ここはコースが狭いし前に来させないようにしないと、と思いながら着実に進んでいたら、キャンバーの急な下りで後方から変な音が。気になりながらも最後の登り区間を乗車でクリアして、レンガの段差をパンクしないように越えて、木立のカーブを行きながら後ろを確認したら、高橋選手の姿がない!!彼女の方がシングル区間をスムーズに走っているので、どうもトラブルがあったようだ。

しかし、まだまだ序盤で1周回も終えてない状態なので、気にしないで今のうちに前を進んでビハインドを付けてしまわないと!と急いで走る。しばらくしてコントロールラインを越えて1周回を終え、ピットエリアに差し掛かるとスドーマンが「後ろメカトラ!」との声がかかる。メカトラだと、バイクがマトモになって復帰してくる可能性も高いので、引き続き冷静に大きなミスをしないように走る。とにかくリズムを崩さないように、突っ込めるコーナーは肩から入り、一方で得意の泥の深い箇所は踏み倒して進む。

一方で後半のキャンバーを含む林間シングルの区間は走りが雑になってしまいダメだった。3周回目にはコーステープがハンドルに引っかかってしまい、一緒に走るC2の選手の行く手を阻みそうになってしまった。更に女子L2に、先日の宇都宮シクロクロス・ろまんちっく村で女子L2優勝した新川 明子選手(ブラウブリッツェン)も同時スタートで走っているので、そのタイム差もしっかりとキープしたいし、復帰してくる高橋選手もどこまで迫るか?最後まで気を抜かないようにして走って1位でゴールした。

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あとから記録をみると、3周でゴールとなったL2の新川選手のタイムが29分57秒、私の3周目のタイムが28分54秒と約1分しか差がない。しかも高橋選手はゴール後に聞いた話だと前輪がパンクしたもののスペアバイクがなく、復帰に相当タイムを要したのに、2位となったTeam GARNEAU CHAINRINGの宮崎 優花選手の6秒後ろまで迫っていた。途中のミスを考えても、もっと何とかしないといけない。結果は何とか獲得できたが、まだまだ課題は多い。

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※表彰式ではマイクを預けていただいたので、中国北京UCIレース遠征でも大変にお世話になっている今大会オーガナイザーの菅田さんへの御礼も込めて、観客の皆様にシクロクロスの楽しさを東北から発信する素晴らしい今大会について、私なりにアピールしてきました。

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※レース翌日、開催地元新聞の福島民報にレース結果が掲載されました!

 

・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合
何しろ脚の重さが取り切れてなかったのと、お月様ご到来で調子があまり良くなかった。お月様は軽い方なので普段は大丈夫なのだが、今回はビンゴでピークに当たってしまい貧血が起こらないように気を付けた。腰が痛く脚が重だるいのは全て自己責任なので以後、調子に乗らないように注意します。しかし、凄く下総の模擬レースは練習になったので有難かった。あと同じ模擬レースに新川選手も参加していたのだけど、彼女は大丈夫だったようだ。若いっていいなーw

機材については、前日の試走ではエピスをメインで考えていたが、レース当日のコース試走でエピスRの方がフィーリングにあっていたのでエピスRをメインバイクとして、タイヤはIRCシラクを前後に、空気圧は前後1.5とした。

グラウンドの砂の混ざった泥がまとわりつくコンディションであったが、スドーマンがマメに機材を洗浄してくれて非常に助かった。他にも細かく準備しておいたので、いろいろと揃っていて助かった。チーム協賛・サプライヤーの有難さを改めて感じます。

・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他)
準備は万全に出来ていたので、寒さ対策や泥なども対応できた。唯一、自分の体調が今年のシクロクロスの中では一番に良くなかったと思う。やはり加齢のせいか疲労の抜けに時間がかかるようになってきている。これについても今後、工夫を重ねる必要がある。

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※チーフコミッセールと大会チャンピオンジャージスポンサーと御一緒に。スドーマンもCM1クラスで優勝したので、今大会唯一の夫婦優勝となりました!

 

・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。
キャンバー区間が絶妙に下手くそなので、これは何度も何度も練習するしかない。あと引き続きの地脚作りを地道に。

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レース終了後にレース運営スタッフや参加者などを囲んで記念撮影!(撮影:masakazu abe)

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今レースで2016年のレース活動は終了。来年2017年は、1月8日のシクロクロス千葉、しかもレースMCでスタートとなります!!

でわでわ。