40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

東北シクロクロス第4戦・SUGOレースレポート

どもです。

遅くなりましたが、東北シクロクロスの今シリーズ最終戦となった菅生大会のレースレポートを。

そして、まずは。

今回の東北シクロクロスにおいてシリーズチャンピオンになったことは、今後も各地のシクロクロス普及の目的を自分に課せられた使命なのだな、と改めて実感しました。東北のシクロクロスへの熱さを感じることが出来ましたし、地域としても近い関東でのシクロクロスも益々盛り上げて全国にシクロクロスの楽しさと面白さを普及して選手の強化に繋げていきたいと思います。

何よりも、このように地元に密着した大会が増えることで、シクロクロス愛する人が増えてほしいです。今回もレース運営スタッフの皆様と応援いただく皆様に御礼申し上げます、ありがとうございます!!
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Photo:masakazu abe

今回のレース写真はアベマさん撮影。今回も素敵な写真をありがとうございます!もっとチャーミングにカッコよく写るようになりたいっすw

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・大会名 ゼビオグループpresents東北シクロクロスシリーズTOHOKU CX Project 2016・第4戦SUGOラウンド
・日時 2017年3月5日(日)  
・会場 宮城県村田町のスポーツランドSUGO
・気温 10度ぐらい
・コース状況 ほぼドライ
・距離 1周・約1.5km×6周
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) 2位・34分48秒・トップから-1周回

 

*レース当日の朝のスドーマン試走動画(私も後ろで走ってました)

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*マスターズレースでのスドーマン走行動画

youtu.be

・前日の就寝時刻:夜9時前(知らないうちに寝落ちしていたw)
・起床時刻:朝6時前
・レーススタート時刻:昼12時15分

・ウォームアップ開始時刻とその内容:スタート前にコース試走が11時20分からあったので、その際にコースを2周してからローラーで脚を回して、更に会場脇にあった登坂路を利用して数回ダッシュして心拍を上げておいた。

・レース目標:多分、トップに立つであろう武田選手と同一周回で走ること。

・レース戦略:このところ毎週末、レース運営が続いておりパワー系の練習が不足しているので(特にまとまった時間の乗り込みが不足している)、スキル練習が生かせるように落ち着いて走ること。

・戦略上で注意すべき選手:とにかく2位にならないとポイントが足りずシリーズチャンピオンになれないので、2位以下にならないようにすることだけに集中した。

・レース前の食事(内容と戦略):朝ごはんを6時半に宿で。和食のゴハンをしっかりと食べて昼はほとんど食べなくても大丈夫にしておいた。昼にアスリチューンのポケットエナジーを1つ。程よい腹持ちが良く、甘さで集中力が高まるのが良い。

・スタート時の覚醒水準(集中力):ちょっと緊張気味だった。

・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど:起床時にグリコのエキストラオキシアップを4錠。膝のみにスポーツバルムの1番を塗布。
 
・レース中の補給内容:スタート直前に水のみ。あとはナシ。

・レース後に摂取したサプリメントなど:アスリチューンのスピードキュアを1つ、ゴール後すぐに。

・レースの内容を簡潔に:

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Photo:masakazu abe

レースは予定通りの昼12時15分から、男子のC2とともにスタート。まずはC2がスタートしてから時差1分後にスタートとなった。女子L1エントリーは4名だったがスタートは3名。特に私と競る走りになりそうな高橋織江選手の姿がなかった。

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Photo:masakazu abe

スタートは直線だが、それほど長くはなく直ぐに芝地に入るので、Livの武田選手の後ろについて行くようにする。出来れば今回はオフモードに入っている武田和佳選手(Liv)に出来るだけついていくことにしたかった。しかし最初のキャンバーの登りで、あっという間に武田選手が先行して、そのまま独走に。私はキャンバーの下りで「ぎゃあぎゃあ」と叫びながら走る情けなさw

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Photo:masakazu abe

その後のコーナーが続く箇所は、前日の試走などで繰り返しラインを確認していたので、無駄がなく走れた。ギアのチェンジポイントも良かったと思ったが、あとで「全体的にギアが重い」と指摘された。

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Photo:masakazu abe

2か所目のキャンバーは直前の試走でラインを見極め上手く走れたので自信を持って走るが、いきなり横滑り。そのままズルズルとモタモタ走ってイライラ。なんで思い通りに走れないのだ!!

2周目に武田選手との差が益々広がる自分にイライラしてしまい、ペースを上げて何とか少しでも追いつきたいと走るが、やはりキャンバーの2か所でモタモタ。ピットでT氏と話していたスドーマンの話だと「タイヤが悪いんですかねーwww」と言われたらしいが、IRCチューブレスタイヤは素晴らしかった。ただ、自分でチョイスした組み合わせが良くなかったのと、何よりも私の走りが悪すぎた。こんな下手くそな私、タイヤに申し訳が立たない。

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Photo:masakazu abe

残り3周回目が見えた頃に冷静さを欠いて、つまらないコーナーで杭にぶつかりそうになって怒鳴ってしまう。何か落ち着きがなくなっていくのが分かってどうしようもなくなる。その中でキャンバーの最初の登りをギリギリの感じで「よいしょ」と登る私を「おーーーし!頑張れ!!」と応援してくれている声がハッキリと聞こえてきた。毎周回、この登りと斜めに下るキャンバーのところで声援を送ってくれているのだ。この応援で落ち着きが戻ってきた。

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Photo:masakazu abe

悲しいことに、先行する武田選手とは毎周回、ほぼ1分づつタイム差がつく情けない結果となってしまったうえに、あと少しのところでC2のトップに抜かれて同一周回を走ることが出来なかった。しかし、落車なく無事にゴールし2位。このポイントを合計して東北シクロクロス2016-2017シリーズのトップとなり、完全優勝でマスターズのチャンピオンとなったスドーマンと揃って夫婦でチャンピオンになることが出来た。

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Photo:masakazu abe

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Photo:masakazu abe

全レース開催後にはRGJチームのOBであり、この東北シクロクロスのホストチームであるTeam CHAINRING出身でもある武田選手が、先日のシクロクロス世界選手権に日本代表として出場した報告を兼ねた「御礼会」をおこない、世界選手権のお土産や記念品をジャンケン大会でプレゼントして盛り上げてた。

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Photo:masakazu abe

・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合:
情けないぐらいに走れなく心拍も思ったほど上がっていなくてダメだった。もっと追い込める走りをしたかったけど、ポイントとなるキャンバーでモタモタしてしまった。

一方でスキル練習を積んでいたので、コーナーの立ち上がりとかで無駄な動きがなくスムーズだったので、そのことも心拍の無駄な上がりがなかったのかな?とも思った。

しかし、もっと直線とかが長く踏み倒すような箇所がないと持ち味が出なかったのか。でも今の自分だとパワー練習が不足していたので今回はラッキーだったのかもしれない。

機材については、朝のコース試走でエピスRのフロントブレーキが減っていたのを変えてもらったので、キャンバーの下りでコントロールしやすかったが、落ち着きが足らなくて下ハンドルからのブレーキコントロールが出来なくて反省。他にも選ぶギアが全体的に重くて無駄だったり。

来シーズンに向けて、もっともっと改良すべきことが多すぎるが整理して、1つ1つ対策していくことが必須。

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Photo:masakazu abe

・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他)

今シーズンのシクロクロスレース参戦は、このレースで終了。今シーズンのシクロクロススタートレースが、いきなり中国・北京のUCIレースだったので、6月末の全日本ロード選手権が終わってからスグに準備したので、何とか間に合ったシーズンインとなった。

それから12月の全日本シクロクロス選手権をメインに据えて各レースを遠征・参戦してきた。序盤の信州CX・白樺湖や東北CX寒河江は、自分にあったコースレイアウトということもあって調子が良かったが、その後から持ち前の「ヘタクソ」がボロボロと出てしまってレース中にパニックを起こすこともあり、その混乱が一番ひどかったのが一番肝心だった全日本シクロクロス選手権となってしまった。

何よりも出来るところと出来ないところの差が、どんどん開いてしまうのが頭で整理できないのが原因。そのために「その間をスムーズに繋ぐため」として、1月の蔵王で最悪の走りをした後にポジションの見直しから実施し、スキル練習も丁寧に1からやり直しをしている。今も毎週、数回のスキル練習を実施している。

年も年なので、日々体力が落ちてしまうのは自覚しているが、以前の現役に比べて乗れている実感はある。それ以上に若手を中心としてシクロクロスの女子選手たちの力が伸びているし、レースへの意識も以前に比べて全体的に高くなっているよう思う。その中で個人的には、どれぐらいの位置をキープできるか?が大変だけど、刺激を受けて走ることが楽しいので、今後も胸を借りて思いっきり戦いたいと思う。

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・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。
パワーアップとともに、スキル練習を継続。ロードの乗り込みもおこなうとともに、もしかしたらMTBにも乗るかもw

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地元のゆるキャラ・くらりんと!!

*東北シクロクロス公式ホームページ
http://www.tohoku-cx-project.com/

*東北シクロクロス第4戦・SUGOのレース結果(AJOCC)
http://www.cyclocross.jp/results/2017/03/tohoku-cx-project-4-sugo.html

*RGJチームブログ掲載レポ
http://readygojapan.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/rgj-1b4e.html

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自転車バカ夫婦ですが、来シーズンもバリバリいきますよー。

・・・って、今週末にもう1つ、レース運営がありますがwww最後まで手抜きなしで頑張ります!!

でわでわ。