どもです。
今日は東北シクロクロスの第5戦で2018-2019シリーズ最終戦の福島空港ラウンドです。
前回の福島空港ラウンドでも泊まった宿なので、移動時間とか朝ごはんのタイミングも分かっているから便利便利!問題は、またまたお月様に昨日から大当たりなこと(T_T)。前回の前橋CXでも当たったし、何かねー。今までの現役時代でも相当なレース数に出場してたけど、最中に大当たりって滅多になかったのに。 現役復帰してからは何回か当たってしまう。まあ、他の人に較べたら症状は軽い方なのでマシだとは思うけど、それでも体のキレが悪くなるのと、お腹が痛くなるのがシンドイ。
そんな状態ではあるが、前回の同じ会場でのレースでは相性の良いコースであるのは分かっていたし、今回も前日からシッカリとコース試走をしておいたので準備は大丈夫。あとは最終戦だし怪我をしないように。(Photo:Masakazu abe)
今回は凸凹のバンピーな路面に対応できるBOMAのエピスちゃん、タイヤはFRともにIRCチューブレスのシラクで空気圧は1.6で。思ったより気温が上がったのでワンピは七分袖、それにR×Lの袖なしアンダーシャツ。これだと肩やお腹が冷えないので助かります!出来れば袖ありもあると助かるのですがw<元々、ランナー向けの製品なので仕方ない。
アップはレース直前のコース試走が始まる前にローラー10分ほど軽く回す。その後に試走でコース2周しながら、心臓の動きを上げてスタートに備える。スタート30分前にアスリチューンのポケットエナジーのオレンジ味、更にアスリチューン青のスピードキュアを摂取。コレは後半に続く登坂でタレないように対策。
実は今回、いろいろと研究してみたのと、脚のチカラの入れ具合が変わってきて深い姿勢からでも踏込ができるようになったので、スタートの方法を変えてトライしてみた。(Photo:Masakazu abe)
トライの結果、踏込は悪くないみたいだしスタートのタイミングも取りやすかったので、もっと改良したスタート方法で練習して来シーズンにむけて精度を上げていこう!(Photo:Masakazu abe)
とはいえ、ホールショットは英ちゃん選手に先行されて取られてしまったが、ま、コレはコレでwww
後方から来るラインとかは分かっていたので、すばやく飛びついて直線のところで英選手の後ろに付かせていただく(Photo:Masakazu abe)
忍者返しという懐かしい名前(原村かぁw)の急坂を担いで走る。1周回目は確実に行くような感じで(Photo:Masakazu abe)
この後、前回のコースから追加されたキャンバー区間のところで、サイクレスタの宮崎選手が先行。序盤の平坦でも後ろに付いてきていたので様子を見る(Photo:Masakazu abe)
このキャンバーの後、スグに急な登り坂があり、ここで乗車でいけるか、自転車を押していくかで勝負が分かれる(Photo:Masakazu abe)
で、正解は「ゆっくりでもいいから、シケインを終えてから確実に自転車へ乗った状態で坂を上る」でした。この後に、長めの登り坂が続くから自転車を押していくと脚にダメージが来るのだよねー(Photo:Masakazu abe)
実は途中一回(3周目だっけか?)、乗車をミスってしまったのですが、その際には最初の登り坂だけ押して行って、その後の下り区間で自転車に乗ってから2回目の登りで、そのまま乗車で入ればリカバーできます。
あと、もう一個のキモとなったのが、前回のコースレイアウトから追加された「一本しかラインのないキャンバー」。これについては左が谷になって低いキャンバーなので、まずは行けるとこまで自転車に乗って進んでおいて・・・。(Photo:Masakazu abe)
その後、ちょっと押すことになったら右側に降りて自転車を押すとスムーズなのかな?と思いました。まあ、右降りが出来ることが前提になりますがwww(Photo:Masakazu abe)<この谷は右が特に高いから右降りしやすいんだよねー。
大抵は左降りをするから、最初から自転車を降りてキャンバーをランで走る判断ならばこれも良いかもです。ただ、今回のこの区間は極端に右が高いし、杭とかテープもあったから自転車とかペダルが引っかかりやすいので、いちおう右降りもできると良いかも?と思ってもみたりします(Photo:Masakazu abe)。
今回、下りは前回よりも飛ばさないようにしてましたwww<最終戦で調子に乗って吹っ飛んだらアウトだからねーw
あと、やはり脚が重かった。前回の同会場レースではガシガシ踏めたのに!これはお腹に違和感あるからしょうがないw でも左右のバランスは良く踏めたと思いました(Photo:Masakazu abe)
空港に向かって降りてくるセクションも何とかクリア!(Photo:ウキウキばうあ)
Photo:Masakazu abe
今回もたくさんの声援に支えていただき、登坂区間は耐えられました!w(Photo:ウキウキばうあ)
おかげさまで今レースの女子L1で優勝し、東北シクロクロス2018-2019シーズンの女子エリート・シーズンチャンピオンを3連覇することが出来ました!!(Photo:Masakazu abe)
何とか無傷で帰ってきた牛(Photo:Masakazu abe)
この後、スグに上からいろいろと着込んで準備して、スドーマンが出場する男子マスターズM1レースのサポートとピットに入ります。さらに、その後の男子C1レース解説にもお邪魔させていただきましたw
最終レースとなった男子C1レースの最中に雨が降ってきて、表彰式は雨降りの中。寒い中で残っていただいた皆様、ありがとうございます(Photo:Masakazu abe)
いつもいっぱい応援してくれるRIOちゃん。雨降ってなくて傘さしてなかったら、RIOちゃんを表彰台に上げちゃいたかった!けど寒かったからお母さんのところに戻ってもらいました( ^ω^ )Photo:Masakazu abe
女子L1レース優勝インタビューを受ける牛(Photo:ウキウキばうあ)。左は2位のサイクレスタ宮崎選手、右は潟鉄TRCの安達選手(前回のレースでL2から昇格したばかり!)
Photo:ウキウキばうあ
宮崎選手がセルフィー撮ってくれた!!(Photo:Masakazu abe)
その出来上がり!いつもありがとうございます!特に宮崎選手は東北シクロクロスの地元ライダーとして審判など大会運営に関わりながら、レース参加もしてます。来シーズンもよろしくお願いします!!
L2の表彰!(Photo:ウキウキばうあ )
C2からC1への昇格争いを魅せてくれた男たちの後ろ姿!たくましい!!www
昇格おめでとう!!(Photo:ウキウキばうあ )
いぶし銀の男子マスターズM1の表彰。あの激難しかったキャンバー区間を全て乗車で走り切ったシンちゃんこと、水竹選手が素晴らしい走りで優勝!2位の賀来選手とバトル、そして粘る3位伊藤選手も凄かった!で、スドーマンは4位でありました・・・。
しかし今大会での加算ポイントの結果、東北シクロクロス2018-2019シリーズの男子マスターズのシリーズチャンピオンとなりまして、夫婦で東北CXシリーズ3連覇を果たしました!!
キッズCK3のシリーズチャンピオンとなった佐々木選手は、小さな妖精たちから熱視線を浴びながらのスピーチ。可愛いwww(Photo:Masakazu abe)
今シーズンの私のレース参戦は、この東北CX最終戦となる福島空港ラウンドで終了となります。実は来週の茨城シクロクロス最終戦・城里町ステージがAJOCC最終戦として運営(MC牛業務)が残ってはおりますが、レース参戦は今シーズンコレがラストです。
この東北シクロクロスシリーズチャンピオンでの表彰式でも少しお話しましたが、今シーズンは出だしから非常に辛かったです。2018年の1月に肩の腱板一部断裂をしてしまい、2月のシクロクロス東京まではレース参戦した後に一旦トレーニングを休止。左肩がほとんど上がらないうえに、いわゆる前傾の姿勢を長くキープするのも痛みが出る状態だったため、ローラーを中心とした調整以外については普段から施術を受けている、やぎ整骨院の八木沼先生と相談して「ポジションや体の使い方などを全て一回見直してトレーニングのし直し」をすることにしました。
そのため、特にパワー値が落ちてしまいオフロード走行も肩の痛みがとれる6月まで出来ない状況でしたが、じっくりと身体のバランスから小さい点を見直して、とにかく全部、洗い出しをしていきました。その中で見えてきたことは多く、その内容を1つ1つ分析してレース本番でも実践しながら、落ち着いてレースをしていくのが今シーズンの最大の目的でした。
更に9月の中国レース遠征メンバーにも入れていただいていたので、その調整も必須でした。これについても今まで以上に準備をして、ピークを中国にあわせて肩の治療とオフロードトレーニングの再開を進めて、遠征出発の週に左肩が以前と同じぐらいの位置まで上がり、シクロクロスの準備も出来て思いっきり現地でレースをすることが出来たのは自信に繋がりました。
一方で、国内の女子エリートの選手達のスキルやパワーが日に日に上がっていることが、AJOCC公式戦の初戦から運営に関わっていたこともあり、今シーズンの最初のレースから手に取るように分かったので、頼もしく思う一方で焦る自分がいました。若手や後進の選手が育つように自分がどのように走って、且つ結果を残していけばよいのか?を考えながら走るシーズンとなりました。
今のトップ選手をはじめ、生きの良い選手たちは、今まで以上に創意工夫をするようになったと思います。それは今までだと推測ではありますが、ロードレースやMTBなどの片手間な感じで「冬のトレーニングに」とレースを走っていた選手が多かったと思います。しかし今は、しっかりと「シクロクロス選手」として真っ直ぐに向き合って、真摯に研究しながら準備してレースに臨む選手が増えてきました。これは非常に嬉しいことです。ただ、これにもっとシクロクロスの先を見てほしい、見られる道を築いていくのが私のような古参ベテラン選手たちの役目です。それをレースという土俵で私が走りを通して示していくのが大事な役目だと考えています。
ちょっとしたこと。たとえば前を明らかに遅い選手がコースをふさぐように走っているとして、追っている自分の方が余裕もスキルもあるから追い越しをしたいと。その際にどうやって先に行くのか?声をかけるタイミング、追抜くタイミング、相手をうまくイナすタイミング、いろいろとあります。それをどうすれば良いのか、悪いのか、うまくいくのか?を実戦を通してみてほしいです。
昔、私の師匠である藤森サンからは「階段を先に入って登りはじめたら、後ろから来る選手に抜かされないように担いだ自転車を振るか横にして前に行かせないようにしろ!」と教えてもらいました。そんなモンなんです、勝負の世界は。
シクロクロスも勿論ですが、自転車競技すべての種目は勝負の世界です。勝ってなんぼ、負けたら・・・です。そんなシビアな勝負の世界は国内でも海外でも一緒です。どちらが厳しいとかラクとかはないです。その中でシクロクロスという世界に入ったのならば、研究を重ねて準備を重ねて、レースで戦って、また研究と準備をして切磋琢磨してほしいです。その中で「楽しさ」とか「悔しさ」とか「素晴らしさ」を見つけてほしいです。
有難いことに2018年度後期からAJOCCの理事としても業務にあたっています。AJOCCのメンバーとして、先ずはシクロクロスのことを考えるのは勿論なのですが、出来るならば自転車競技全体の様々な事由を、AJOCCという泥臭い所から長年にわたり切磋琢磨と研究を重ねてきた団体からムーブメントを起こせるようにお手伝いをしていきます。
最後に平素よりReady Go JAPAN女子シクロクロスチームの活動にご協力いただいております各社様とご担当者様、関係者各位、そしてRGJチームを応援いただく皆様に改めて厚く御礼申し上げます。本当に今シーズンは大きな怪我なく終えられたのは、素晴らしい機材や装備と用品などキットの数々、そしてご声援と素敵な写真に動画の数々です!!
もっと多くの方々にシクロクロスを好きになっていただけるように。引き続き活動しますので何卒よろしくお願いします!!
東北シクロクロス2018-2019シリーズ、各カテゴリーチャンピオン。左から女子エリートL1の須藤むつみ(Ready Go JAPAN)、CK2の山田駿太郎(茨城CXチーム)、CK1の飯島大也、CK3の佐々木啄人(ベルエキップしびれ隊)、男子マスターズM1の須藤大輔(VOLCAオードビーBOMA)。※ちなみに男子エリートC1のシリーズチャンピオンとなった小坂光(宇都宮ブリッツェン)は欠席
昨年は諸事情wでナゼか入手できなかったシリーズチャンピオンジャージを今回は無事いただき感謝です!これからも2人あわせて、ほぼ100才のシクロクロス馬鹿夫婦をよろしくお願いします!!
まだまだやれることは沢山あるので、いろいろとやっていきます!!
今日はプレミアムエールを開ける!!カンパイ!!
福島空港のそばにある道の駅・玉川でもたくさん買い物しちゃいました!このキッシュも、その1つ。温めなおして食べたら最高でした!
録画してあったクイーンのライブ・イン・リオを観る。最高!!
今シーズンもいろいろとスドーマンに感謝!来シーズンも一緒に頑張ろーね!!
でわでわ。