40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

CXでエコマイン周回、音楽バトンその5

どもです。

朝、雨予報だったけどギリギリ降ってない!でも脚はダルいんで、シクロクロスバイクで「軽く走ろう」とスドーマンに付いて走る。

が、途中から軽くなくなり、なかなかのペースにwロードよりもタイヤ太いし重いせいか、一生懸命堪えるもつき切れしてしまうことも(T_T)悔しー!ただ踏まなきゃいけないところでも、ガチャ踏みしないように出来たことしか良い所なし。疲労困憊。

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間にジュース休憩しつつ何とか約50km走った。走行中に雨に降られるものの、多少の雨なら快適に走れるのはシクロクロスの良い所!昨日までの強風で路面が砂や砂利で危ない箇所があるのも、ラクに走れるのもシクロクロスならでは。

 

帰宅してから、しばらくスイッチオフw

「5日目/10日ーほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている(ごくたまにであっても)生涯のお気に入りアルバムを10枚。毎日ひとつずつジャケを投稿する。説明は不要。」

5日目は、こちらです。
NINE INCH NAILS「The Fragile」

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ナイン・インチ・ネイルズ(以下NIN)、こちらを聴くキッカケとなったのは悪友Tのダビングしてくれたテープ。このテープにはNINのデビュー作品「Pretty Hate Machine(プリティー・ヘイト・マシン)」が録音されておりまして、もらってスグに聴いたものの、何か自分の好みに合いすぎて気持ち悪くて暫くほっておいたという酷い話なのですがw(今でも、そのテープはもっている)

そのまま放置してから数年。レコード屋で「NIN、待望の新譜発売!」のコピーとともに「ダウンワード・スパイラル」の内容が紹介されており「ほうほう」と見てみると、その曲のなかに「デッド・ソウル」の文字が!あのジョイ・ディヴィジョンの「デッド・ソウル」なのか?気になって視聴すると、まさにソレのカバー。しかもオリジナルの雰囲気というか手触りそのままでNINの作品として見事に出来上がっている!これは!!とスグに購入するわけです。さらに当時、この「デッド・ソウル」は日本盤のみの収録で、しかも収録曲の最後にオマケで入っているのでなく、ちゃんと様々な楽曲の中の10曲目に入れてあったのも嬉しかったのです。

では、なんで今回この「ダウンワード・スパイラル」でなく、この「フラジャイル」なのか?といいますと、その後の紆余曲折(ドラッグとかブレイクした後のモロモロ)を経て、もっともっとNINが突き詰めた先が、この「フラジャイル」で結実して、現在の活躍に繋がったと感じているからです。確かに「ダウンワード・スパイラル」は大好きな1枚ですし、聴き過ぎて歌詞丸ごとほぼ覚えているぐらいですがw

NIN=トレント・レズナーという素晴らしいアーティストのプロジェクトであるのですが、元々はインダストリアル系のバキバキした音に、メロディアスな主線を上手く乗せて卓越したアレンジでまとめ上げるのを得意としてます。ボーカルも彼が担当しておりますが、自分の曲には本人の声しか合わない!としか言いようのない独自の世界を構築するのに最適な佇まいの声。最近、自分の嫁さんをボーカルにしたりとかイロイロと他のボーカルと合わせようとトライしているようですが、NINについては彼の声以外は合わないと断言します。

何よりもリズムの構成が面白く、テンポの持って行きかたも絶妙だと思っています。人間の心拍というか呼吸というか、そのリズムとテンポがそのまま作品で胎動しているような。ファンクネスな要素もあるから、うねるように熱を持って進むというか。このリズムが声の合間にある息遣い、呼吸と相まって引き込まれるように思います。

「フラジャイル」は「Somewhat Damaged」のゆっくり、しかし次第に盛り上がりチカラがこもったところから、楽曲を重ねて少しづつ冷ましつつ、一方で再び盛り上げるという「うねり」を繰り出しながら突き進むような楽曲の並べ方をしています。さらに、この作品は2CDに分かれていて、「Left」から「Right」に向かって聞き進めていくと、静かで心に突き刺されるような映画を最後まで見終えたような感覚にも浸れます(例:ノスタルジア、とかw)。

この「フラジャイル」リリースは1999年。この作品を購入した年、自分の中では絶対に果たさなければならないことがあって、そのために様々に準備やトレーニングを重ねていた時でした。ただ走るだけではダメだと思い、生活そのものを見直すために仕事を変えるだけでなく、トレーナーにボディーコンディショニング指導をしてもらい体つくりを一から見直したり、出来るものは知る限りトライし続けていました。そして、この作品を聴いたとき「コレだ!」と思い、レース遠征の車の中では常に聴いて移動する日々。

そして、いよいよ1999年、第6回全日本シクロクロス選手権が富山で開催され、そのスタートに私は立つこととなりました。遠征出発前には自宅でNINがノーベル賞受賞記念ライブでゲスト出演した際に披露した「フラジャイル」のパフォーマンスをビデオで観てから。これも、その頃のルーティーンになっていました。更に富山のレース会場ではスタート前のウォーミングアップ後、一人車に閉じこもって「サムホワット・ダメージド」を大音量で聴いて気持ちを高めていきます。

How could I ever think it's funny how?
Everything you swore would never change, is different now
Like you said, "You and me make it through"
Didn't quite fell apart, where the fuck were you?

変わらないと誓っていたことが、今では全部違う!変えられることは変えてやろう!と叫んで臨んだ、このレースで何とか念願の日本一のタイトルを取ることが出来ました。

NINも少しづつ自分の世界を押し広げて、その世界を知らしめて現在は素晴らしいライブ活動に復帰しただけでなく、映画音楽でも素晴らしいスコアを生み出しています(この映画音楽の活動をしているのもNINの世界感一致しているようで嬉しいです)。

以前に2009年のサマソニで、当時のNINラストのライブとなるステージ(落雷で天然演出になったライブ)を観ていて衝撃を受けましたが、再び今年、サマソニにNINが「ソニマニ」枠で出演が決定し、チケットをゲットしました。又、そのライブから活力をもらって、再びNINから今後の原動力を貰おうと思ってます。

 

さて、次回はどーしましょ。
でわでわ。

 

追伸:2009年のサマソニについては、この日記にも書いてたwww

rockmutsumi.hatenablog.com