40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

エコマイン周回から十余三、音楽バトンその2

どもです。

「2日目/10日ーほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている(ごくたまにであっても)生涯のお気に入りアルバムを10枚。毎日ひとつずつジャケを投稿する。説明は不要。」

2日目は、こちらです。
Joy Division 「Closer」

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このジョイ・ディヴィジョンは1977年に結成、そのメンバーのうちボーカルのイアン・カーティスが1980年5月18日に死去し、残ったメンバーで「ニュー・オーダー」として再始動しております。ただ私、出会いの順番が逆でして、先にニュー・オーダーにハマっておりました(入り口は「ブラザーフッド」)。

その頃、高校卒業後に「ピアノの調律学校に行きたい!」と宣言しましたところ、段ボール2箱と布団1組のみ持たされて見事に家を追い出され、新聞配達をしながら学校に通う生活に突入しました。しかし、住み込む予定の部屋が空いてなかったので、トイレ共同の4畳半のアパートに1か月だけですが住むこととなってしまい、ほぼ何もない部屋で2月の寒い中、途方に暮れてぼんやりしておりました。

手元に現金もほとんどない状態。しかし僅かなお金を持って行ったのは近所の本屋。そこで「ロッキン・オン」という雑誌を始めて買います。それまでは音楽雑誌というと「音楽専科」やら「インロック」やらミーハー雑誌ばかり買っていた私。その割にはビミョーにメインストリームから外れた音楽ばかり聞いていたので、もしかしたら!というのと、家にTVもラジオもなかったので「文字が多い雑誌w」ということで購入。それから毎月購入するように。

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※コレが実際の誌面、1988年10月号だった。

その中に、岩見吉朗さんという方が書いていたニュー・オーダージョイ・ディヴィジョンについてのコラムに釘づけとなりました。バンドの経緯、そしてイアンの自殺。ニュー・オーダーというのは何という歴史を背負ったバンドだったのだろう!と初めて気づいたのでした。そしてやはり思うワケです。「ジョイ・ディヴィジョンを聴いてみたい!!」

その後、初ボーナスが入り早速、私は新宿まで出てジョイ・ディヴィジョンを探しました。やはり買うべきはコレかな?と購入したのが、今日ご紹介する、彼らの2枚目の作品でありラスト作となる「クローサー」でした。

ただ問題は、LP買ったけど聴くプレイヤーがないwwwしばらくLPが聴けずに部屋に飾っておりましたが、しばらくしてナイショで自宅に入れてくれた親父のおかげで最高の音質でカセットに落として、新しいラジカセを買ってもらって。この日から繰り返し毎晩聴きました(その後、夏のボーナスでレコードプレイヤー購入)。

冒頭の「アトロシティ・エクシビション」のドラムイントロからドンドン深みに入り、その後に激しい「アイソレーション」と続く楽曲の数々に「こんな音が何で作れるのか?」と思いながら、繰り返し聞いておりました。特にこの時期は音楽学校に在籍していたこともあって、音の構成やメロディーの作りに興味がわいて、作曲やアレンジに挑戦するキッカケにもなりました。

あまりにも一時期、聞き込みすぎて最近アルバムをとおして聞いていなかったのですが、先日某国に渡航する際に、なんとコレをアルバム丸ごと聴けるプログラムを飛行機が積んでいて、久しぶりに冒頭からヘッドフォンで聴きました。やはり胸を鷲掴みされるようなドラムの音とギターの虚空、ベースの重さ、そしてイアンの声のせつなさにヤラれて泣きそうになってしまったw

リリースがイアンの亡くなる直前だったのを予期したようなジャケット。運命というのは変えられないかもしれない。しかし変えられるのかも知れない。それを示してくれた1枚。この出会いが私のその後を支えてくれた。

さて、明日の1枚はどーしましょw

 

で、練習について。

今日はスドーマンが早番勤務で、朝6時に出勤だったため、夕方の帰宅を待って2人でロード練習へ。エコマイン周回から十余三で約50kmほど。風が強かったので、その風向きを利用しながら脚をシッカリ回しつつ、スピードを乗せる動きやタイミングをチェックしながら。

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 でわでわ。