40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

中国から無事帰国、そして中国CXレース遠征総括

どもです。

夜2時過ぎまでKTVことカラオケで楽しく歌って飲んで、フラフラなパンダでしたが、出発は早朝の5時wということなので、残りのパッキングをして2時間だけ仮眠。同室のカラミちゃんが起こしてくれたので、支度も出来て無事に空港行きのバスに乗り込む。

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実は羽田組が昨晩の夜11時には空港へ移動だったので、ちょっと早めのお別れ。そして成田組の私たちは朝5時、関空組が朝6時というスケジュール。眠い目のまま夜明けの北京をバスで空港へ出発します!

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2時間ほどの移動でしたが、疲れと酒で熟睡しているうちに空港に到着。ここから荷物をチェックイン・・・と行きたかったのですが、1時間半ほど待たないとカウンターが開かないとのこと。荷物を見ていただける方がいたので、空港で手分けして朝ごはんに。

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やっぱ粥でしょ!ということで、塩味に鶏の具で、胃に優しいお粥は深酒に沁みますwww美味しい!

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それと無難にスプライト。今回の中国は乾燥しているのもあったけど、昨年よりも空気が澱んでいる感じがして、かなり小まめに水分を取って対策してました。のど飴にウガイ薬も持っていって正解!

朝8時過ぎにはカウンターが受付開始したので、ようやく自転車などの大きな荷物を預けて出国手続き。これが意外と時間がかかって土産を買う時間が少なくなって急いで回る!

その後、10時45分、ほぼ定刻でJAL便で北京から飛行機は出発。今回もいろいろあったけど、皆さんのおかげで無事にレースを走り切ることが出来ました。貴重な体験を今回も出来て、本当に感謝であります!!

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さーて。お楽しみの機内食!行きも帰りも美味しかった、さすがJAL

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クリーム煮がメインでしたが、ポテトサラダとかも美味しかったー。

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そして午後3時半、無事に成田空港へ到着しました!!

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成田組、全員勢揃い!皆様お疲れ様でした!!お世話になりました、ありがとうございます!!

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そして、夕方5時過ぎに牛の飼い主が回収にきましたーwwwスドーマン、ただいまー!

大丈夫だとは思いつつ念のため、ちょっとだけ心配だったので帰宅後に早速、BTB輪行箱を荷解きしてみた。

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やっぱり大丈夫だった!BOMAエピスちゃんも、エピスRちゃんも無傷で無事でした!!一緒に入れていた液体物も全部、漏れずに無事でした!今回もBTB大活躍でした。

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んで、今回の中国シクロクロスUCIレース遠征の総括です。

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今回はご存じのとおりUCIポイント上位100位の選手達を集めたということもあり、男女ともに参戦する選手全体のレベルが上がっていた。気になったのは第1レースのようなオフロードのテクが必要なコースよりも、ロードのようにハイスピードで流れるような走りになると抜群に速い選手が女子には多かったこと。多分ロードの高いスピードに耐えられる選手が多かったのだろう。私のような走りでは全く平坦のスピードに歯が立たなかった。そして目前マイナス1ラップで、あと少しの所で完走を逃してしまった。

そして今回、私なりに冷静に考えてみるとシクロクロスに限らず今現在の自転車レース全ての種目において日本は取り残されている、というのを直に肌で感じる遠征となった。確かに今回、この遠征レースで男子は竹之内選手が第2レースで目の覚めるような素晴らしい走りで3位に僅か及ばなかったものの4位となり、女子では唐見選手が全2レースともに好成績を修めた。ただ、そのすぐ前も後ろも日本選手がいない状態である。何よりもパワーとスピードが足りてないと思う。

では、高いパワーとスピードを得るためにはどうしたら良いのか?となると、日本で世界標準のレースコースを作り大会開催することも必要かも知れない。しかし、それは一部の選手だけにしか難易度の高いコースに対応できなくなってしまい、折角シクロクロスの入り口に立った将来の逸材を逃してしまう恐れはある。そうなると、やはりシクロクロスを含めたオフロード練習が気軽に出来るフィールドやコースを各地に設定することなのだと思う。その場所はレース本番で使用するコースの一部を利用したような場所が最適なのだとも思う。そして、これはシクロクロスだけでなくMTB、更にロードやトラックのトレーニング・練習に広く活用していく必要がある。

生活に直結していなければ、いくら素晴らしいレースを経験して今後に繋げようとしても容易に流れは途切れてしまう。何よりも1人でも多くの自転車関係者が「今のままでは、良い方向には変わっていかない」という危機感を強く持ってほしいのだ。レース後の打ち上げパーティーでニュージーランドやオーストラリアの選手と話をしたが、最近はレース大会数がグッと増えて良い選手が増えてきたという。日本も有難いことにシクロクロスの大会開催数は増加して関心は高くなってきている。では、その関心の高さを如何にして普及と選手育成に繋げていくのか?を、そして資金を如何にして将来に繋げるために確保するか?を今まで以上に考えて実行に移していく。そのヒントは今大会・中国北京UCIシクロクロスレースに今回参加し、その走りを目の当たりにした日本選手とスタッフ皆の胸の中にもあると思う。

昔から日本のシクロクロスでは、こんなスローガンがある。「そして世界へ」。その願いは今でも脈々と引き継がれているのがシクロクロスの最高に素晴らしいところ、それが今回の大会でハッキリした。

私も2017-2018シーズンはレース参戦とともにレースMCなどスタッフとして、シクロクロスが日本でもっともっと盛り上がるよう引き続き頑張っていきます。そして今後も世界を見据えて、果敢に真面目に取り組んだ成果を今後に繋がるように、今大会で果敢な走りを魅せた日本のシクロクロス選手の勇者たちを応援いただければ幸いです。

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今回の2017中国シクロクロスUCIレース遠征も、たくさんの方々やRGJチームスポンサー様、関係者様、何より一緒に遠征した選手とスタッフの皆様、手配していただいた菅田サン、レース運営現地スタッフの皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

でわでわ。