40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

東北シクロクロス蔵王ラウンド・レースレポート

どもです。

元々、自転車センスないしヘタッピなのですが、その悪い所が今回のレースで全部出てしまった内容と結果でした。ゴール直後は荒れてしまい誰とも話が出来ない状態でした。そのため本当はC1レースが終わるまで会場にいて、シクロクロス世界選手権に出発する選手たちにも挨拶したかったのですが、とてもではないですが、そのような精神状態ではなくスドーマンの判断で早々に会場を強制撤収しました。大変に申し訳ありませんでした。

余裕がない自分が一番悪いのですが今後、改善すべきことが大量に見えてしまいました。今からでもスグに着手しても間に合うかどうかなので、もうやるしかないです。これ以上ダメなままだと、また暴れ牛になってしまいますので、何とかするしかないです。

BBAの無駄な脚掻きかもしれないです。でもやれることは何でもやるしかないです。死なない程度に追いこんでみます。

何よりもご声援にお応えできなかったのが無念。今回も沢山、写真撮影いただきありがとうございます!

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Photo:Masachi Sai

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・大会名 TOHOKU CX Project 第3戦 蔵王ラウンド
・日時 2017年1月15日(日)  
・会場 宮城県蔵王町蔵王町総合運動公園
・気温 0度ぐらい
・コース状況 雪、ときどき吹雪
・距離 公式では2.7km
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) 4位・53分17秒・TOPタイム差は約9分

*東北シクロクロスの公式ホームページ
http://www.tohoku-cx-project.com/

*レース結果(AJOCCのHP)
http://www.cyclocross.jp/results/2017/01/tohoku-cx-project-3-zao-jcx11.html

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Photo:Masachi Sai

・前日の就寝時刻:夜10時ごろ
・起床時刻:朝7時
・レーススタート時刻:12時20分

・ウォームアップ開始時刻とその内容
雪が酷かったので、事前のコース試走はアップに使えないと判断し、ローラーで脚を回して冷やさないようにした。

・レース目標:3位入賞すること。

・レース戦略:とにかく無駄に転ばないこと。

・戦略上で注意すべき選手
昨年末の東北CX第2戦で競っていた高橋 織江(PEDAL NATION)、あと同時スタートのL2新川 明子(ブラウブリッツェン)

・レース前の食事(内容と戦略) :宿で出た朝食

・スタート時の覚醒水準(集中力) :集中は出来ているが、あまりにも雪が酷くて混乱はしていた。

・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど:ホットバルムの1番を多めに脚に塗布。
・レース中の補給内容:なし
・レース後に摂取したサプリメントなど:・・・ちょっとそれどころでなかった。なし。

・レースの内容を簡潔に
前日のコース試走では、まあまあ走れていたのだが、レース当日のコース試走ではアイスバーンな箇所が増えていたこともあってコーナーに突っ込めないし、河川敷のキャンバーもラインをどうすればいいか頭の中でまとまっていなかった。スタート前のちょっとした脚回しで走る時にもスっ転ぶし、イメージはかなり悪かった。

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Photo:佐藤 浩二

レースはオンタイムでスタート。RGJ吉岡も参戦しているのでココは何とか良いところを見せたいと思い、スタートはスムーズに入れた。トップを走る今井選手と武田選手は早々に行ってしまったので、何とか高橋選手の前に入ってキャンバーを無難にクリア。ここまま落ち着いていけばよかった。

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Photo:佐藤 浩二

しかし、再びメインのグラウンドに入る前の舗装路で、アイスバーンの上を通ってしまって落車。この間に高橋選手に先行されて焦ってしまう。ここから最悪の展開になってしまった。

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Photo:佐藤 浩二

目の前でスイスイとコーナーを抜ける高橋選手。その一方でロクにコーナーをコントロールできずにノロノロと走る私。ますます焦ってしまい唯一、河川敷下の直線の所で追い込んで差を詰めるも、またキャンバーで出遅れて差が広がってしまう。更に同時スタートしていたL2新川選手には、キャンバーのライン違いを先行されてしまう。もう焦るばかり、どうしようもなくなる。

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Photo:佐藤 浩二

コントロールラインで残り2周回を見たときには「もう今日はやめようか」と弱気になるほど。もう追い込むとか、どうなるとか吹っ飛んでしまってコーナーの度にイライラしながらノロノロ走るのみ。いくら雪の経験が久しぶりになったということを差し引いても酷過ぎる走り。ベテランじゃないよ、この走りは。

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Photo:佐藤 浩二

それまでは何とか10分台で周回していたのに、残り2周回では11分台、12分台とタイムも落ちてしまい、一番やってはいけない展開で4位でゴールとなってしまった。ゴールした後には自分があまりにも不甲斐無さ過ぎて誰にも口をきけない。スドーマンがフォローにきても当り散らしてしまう。車に戻っても怒りが収まらなくてコントロール不能。スドーマンの判断もあり早々に撤収した。

 

・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合

実はお月様がビッタリと当たってしまって精神が不安定になりやすかったようだ。不慣れな雪とアイスバーンに体調不良、それでイライラしてしまい落ち着いてレースに臨めない状態になってしまった。

あと機材についてだが、スタートではBOMAエピスR、残り2周回でペダルに氷が詰まってしまったこともありBOMAエピスにチェンジをした。アイスバーンで滑ってしまうコーナーでの安定はエピスRの方が良い感じがしたが、これはポジションの影響があるのかも?と閃いた。というのも、部品の都合でエピスRの方がサドル位置が若干低めでバイクの操作にちょっと余裕がある感じがあった。一方でエピスだとサドルは若干高いのでペダルの踏みおろしは力を込めやすいが、バイクのコントロールがちょっと安定しなかった。

タイヤについてはIRCシラクノーマルで空気圧を1.5barにしていたが、もう下手すぎて、どうこう言える状況でないので参考にはならないと思う。

そこで、今回の大失敗をいろいろと振り返ってポジションを大きく変更することとした。変更ポイントとして、以前より宿題となっていた「背中を丸めないで、腰と股関節をラクにする」ことと「バイクの操作性を向上させる」を実践することに。

私の場合だと背が小さいうえに、手足が短いので部品を大幅に変更する必要もあるが、スドーマンがイロイロと探してくれたので速やかにチェンジできそうだ。いつも助かっております!

逆に寒さに関する対策はバッチリ出来ていたと思う。頭にはOGKカブトのKOOFUのBCグロスペなので頭をしっかり覆っているし、更にR×Lソックスのバフを頭と首に2枚で覆ったので、全く頭や耳などが冷えたりしなかった。更に靴下にはR×Lソックスのランニング用メリノウールの五本足ソックスTRR-30Gとバイク用の滑り止め付ソックスTBK-500Rで二重履きしていたので、足先が全く冷えずに、しかもメリノウールで蒸れないので快適に走れた。

ウエアについてもチャンピオンシステムの冬用タイツに、冬用の長袖裏起毛ジャージだったので寒くなく走ることが出来た。

装備については問題が一切なかった。自分がダメなだけでした。

・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他)

経験値が足りない。雪とアイスバーンについて、もっと走れるようにしないと。 

・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。

ポジションの大幅な変更。それとスキル練習を大幅に増やす!

 

今の若い選手たちは何があっても笑顔でいいですな。私は幼い頃から追い込まれて生きてきたから余裕がない。だから人よりも異常なほど頑張れることもあるのですが、どうしても狂気が滲んでしまうのが良くない。あああ。

でわでわ。