40後半から現役復帰!牛むつみのモーモー日記

1969年生まれで2000年に全日本シクロクロス選手権チャンピオン、その後に現役引退してから約10年。44歳から現役復帰した須藤むつみのBBA底力をお見せします!

長野シクロクロスミーティング第2戦・JCX白樺湖レース

どもです。

長野CCM(シクロクロスミーティング)第2戦・JCX白樺湖レースのレポートです!

今回はRGJチームの管理薬剤師であります酒井さんがサポートにお越しいただきました、ありがとうございます!!

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・大会名 長野シクロクロスミーティング第2戦・JCX白樺湖
・日時 2016年10月23日(日)  
・会場 長野県白樺湖ロイヤルヒル(八子ヶ峰公園内)
・気温 9度ぐらい(標高は約1600m)
・コース状況 ドライ
・距離  約2.5km
・リザルト(順位・タイム・タイム差他) 5位・46分28秒・タイム差+5分25秒

・前日の就寝時刻 夜12時すぎ
・起床時刻 朝6時
・レーススタート時刻 11時40分

・ウォームアップ開始時刻とその内容:まず朝8時過ぎから、コース試走をおこなう。この際にコースを4周回しておいてコースの特徴を頭にいれておく。そしてレーススタート40分前からは固定ローラーで10分、脚を回して様子をみる。前日と違い寝不足気味なわりには重さがなくなっているので、軽く汗をかいたところで終了。レース用のワンピースに着替えてから、代車のエピスRちゃんの最終確認をしながらトルクをかける感じで何度か走って準備終了。

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撮影:スドーマン

・レース目標:トップに大きく遅れないようにしてゴールすること。集中力を切らさないこと。

・レース戦略:標高が約1600mと高く空気が薄いので、追込み過ぎて酸欠にならないように。ペースを守って落車で大崩れをしないように。

・戦略上で注意すべき選手:レース展開によると思うが川崎 路子選手。良きライバルでもあります!

・レース前の食事(内容と戦略) :朝食を朝6時半にパンとコーヒーなど洋食で。あとスタート前に補給少し。前日の夕ご飯に食べ過ぎてしまったので、かえって朝食後にお腹が減らなくて丁度良かった。

・スタート時の覚醒水準(集中力) :久しぶりの長野CCM参戦、長くお世話になっている方々が運営スタッフなので、とてもリラックスしてスタートを迎えることができた。

・スタート前に使用したマッサージオイルやサプリメントなど:朝いちばんに江崎グリコのオキシアップ4錠。アップ終了後にスポーツバルムの1番を脚、特に膝と足首に塗布。スタート直前に水を一口。
・レース中の補給内容:補給なしでレース。
・レース後に摂取したサプリメントなど:特になし。ただし空気が乾燥していたので、うがいを丁寧にしておいた。あとレース後には炊き出しの豚汁を食べた。美味しかった!!

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撮影:yopi

・レースの内容を簡潔に:
スタートはギリギリの最前列・・・だったが、事情あって2列目で。まあ、ボチボチのスタートで様子見できるし、今シーズンの国内シクロクロスは初戦だったので、今思えば良かったかも。スタートでのクリートキャッチもうまくいったし。今大会のメインバイクはBOMAのエピスちゃん、代車のエピスRちゃんはピットに待機。タイヤはIRCチューブレスタイヤで、シラクのMADを空気圧1.8barで前後セッティング。「おいおい、空気圧高くない?」と思われそうですが、実は私の前のレースに出走したスドーマンがスタート直後にパンクしてしまい、試走の際に高めかな?と思っていた1.8barのままで行くことにしたため。

スタートでは、いきなり軽い登り区間の2連シケインだったので、ちょっとモタモタするものの慌てないでクリアして様子を見ながら追い上げをする。しばらく唐見選手と走っていたが、激登りの区間に入る手前でスイスイと前に行かれてしまった。もうちょっと付いて行けないとダメだなあ、とガックシ。

しかし、まだ1周回も終わってないところでくじけている場合ではないので、激登りも乗車で行きつつ走っていたら西形選手が付いてくる。先日の茨城シクロクロス・取手でも良い走りだったので「ああ、なるほど、これぐらいのペースだと来るんだな」と様子見でしばらく付いていくことに。走りのクセなどを観察して今後に繋げる。

そんなこんなで1周目を終えた頃に、毎度おなじみのライバル・川崎選手が登場!追いついてきて私と西形、川崎の3人パックとなった。あ、これは面白いなあ、ちょっと走りをみたいなあ、と必死のパッチで頑張って付いていきながら、それぞれの走行ラインとか確認していく。2人とも下りが速くてヤバイ!と思いつつも何とかついていく。

「残り3周」の掲示が出て周回数が確定。予想は「5周か6周」と思ったのでペース配分はいけるかも。落ち着いて走りなおそうとしながらも登りで何とかしたくて無理をしたら、その後の下りで頭がちょっとクラっとした!ヤバイ!!そんな時にヨピこと鈴木選手が「ここ狙う!」と下りのクリッピング場所に立ってくれていた。落ち着いて狙ったら、その後は安心してラインを繋げられた。その後は頭がクリアだった、よかった。

ピットでスドーマン監督が「落ち着いて2人について行け」と声をかけてくれる。しかし残り2周回に入る少し前から西形選手が離れて、川崎選手との一騎打ちになった。おっと、いつもの展開w しばらくは川崎選手が先行して私を引き離しに入ってくる。登り区間でも結構、良いペースで走っているし、何よりも下りが速い速い!!春夏シーズンはMTBで走る川崎選手はオフロードの下りに慣れているので、ちょっと他の区間で何とかしないといけない。

残り1周回に入る直前、コントロールラインに入る前にスワコレーシングの茅野さんに「考えていけ」と小さく、しかし力強く声をかけられた。昔から私の走りを知っている茅野さん。「そうだよな」、この掛け声で狙いは定まった。考えていたポイントは2か所。まず1か所目で引き離しをしていけるところまでいった。その後にも先行された時のために「もう1か所ポイント」は残してあったが、そこでは踏み直しをして後続との差を更に離すことに利用した。何とか先行で逃げ切って、最後の最後まで踏み込んでゴール、5位。

しかしトップとの差が5分以上。まだまだ課題が多くって参った。川崎みっちゃん選手も十分に競ってくるので油断が全く出来ない。ただ思いっきり競える良きライバルがいるのは最高の幸せ。お互いにギリギリまで競り合えるので、レースで強くなる実感も持てるし。今後も「みっちゃんむっちゃんコンビ」の活躍にご注目くださいwww

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撮影:tannenbaum 

私にとってはシクロクロスの故郷な長野CCMことシクロクロスミーティング。今回は久しぶりに参戦となりましたが原点に戻れるし、また新たな発見が出来ました!頑張る女子選手達が純粋に戦える場所を、昔から支えて守ってくれているのも魅力なのだ!!

男子も女子もキッズもマスターズも、同じ真剣さで運営いただいていることで、思いっきり戦えることはシアワセだし感謝しかありません。これからもシクロクロスなど様々な種目やサイクリングなどなど、楽しみ方を通して自転車大好きを育てていきます!

白樺湖CX・公式なレース結果はこちらです。
http://www.cyclocross.jp/results/2016/10/2016-201720161023.html

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撮影:tannenbaum 

・レース後の痛み・違和感・機材などの不具合:8月の中国CX・UCIレース遠征があったので、そのレースを目指して機材や装備など相当に準備をしていたので、今シーズンの初戦となった今大会でも速やかに準備ができた。

8月中国遠征との変更点は、まずウェア。季節が全く違うこともあるが、ここまでのシクロクロス国内レースでは温暖な気候でのレースが続いていたので、今大会で寒さ対策が足りなかった選手もいたようだった。私は昔から長野シクロクロスミーティングの遠征で寒さと標高の高さには経験があったので、その記憶を頼りに装備を揃えておいた。チャンピオンシステムの豊富なアイテムから、いつものシクロクロス長袖ワンピースに寒さ対策のアンダーウエアは長袖と袖なしの両方を用意。試走の時間帯は朝早いのでタイツのパンツに、上着は長袖と半袖を重ね着したうえにウインドブレイカーを着て、汗をかき過ぎずに丁度良い塩梅で試走をできた。

ヘルメットについてはOGKカブトのアイテムから、8月の中国遠征で使用したゼナードから、KOOFUのBC-Glosbeにチェンジ。理由としては、暑く30度近い中でのレースとなった8月の中国では軽くて、更に頭の中の空気の抜けが良いゼナードで。一方で寒くて、階段やシケインなど担ぎのあるセクションが確実にある今回の白樺湖レースには、丸いフォルムでヘルメットの後方がスッキリとしたデザインで保温性の良さそうなBC-Glosbeにした。これは正解だった。今シーズンの国内シクロクロスについては、これをメインに使用する予定でいく(もちろんゼナードも用意しておきますよー)。

・今回のレースで準備が足りなかったと思われる点(トレーニング、体調管理、機材、その他) 

8月の中国CX遠征で手応えを感じているけど、同じようにジャパンカップで3位に入賞し、翌日の白樺湖で優勝するような唐見選手のようにトップに絡む走りが出来ないのは情けない。では、どうするのか?といったら必死に脚を掻くしかないのだ。唐見ちゃんだけでなく、和佳ちゃんにも、美穂ちゃんにも、宮内ちゃんにも、恵理ちゃんにも、そして他の誰にも、悲しいほど身体とか体力とかセンスとかは劣っているのだから、繰り返し繰り返しで覚えて失敗して、また覚えて繰り返すしかないのだ。
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撮影:tannenbaum 

・上記の内容から今後のトレーニング内容を簡潔に。またその内容をいつまでにどれだけ実行するか。
反復するのみ、叩き込むのみ。やはり小貝川コースの冒険練習に尽きるねーwww

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最後の16番目のデータはゴールしてから果てていたので、メーター止めるのが遅かっただけですなw

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スワコの田口さんに久しぶりに再会できたのが、最高の出来事でした!相変わらず元気で良かった!!

でわでわ。